すでに役目を終えたこの場所

自らの言葉の墓場
誰にも発せられぬ言葉の数々

今まで本当にありがとう
この場がなければ現在もなかった

なんとかなる
なんとかなる

大丈夫と信ずれば自ずと結果はついてくる
自らすら 偽りで塗り固め あたかも真実と演ずる


不思議ね


嘘が ひっくり反って 真実となす

笑え
笑え


この世界に愛され 生まれて来たモノよ
世界は 誰も 拒んじゃいない

こんなにも やさしいのだから

繋いだ手と手

離さぬように 握り返した


初夏とは言っても 夜は少し冷たい風が吹く


冷えた貴方の手と 冷えたワタシの手



触れてるトコロと ココロは暖かくなっていきます


抱きしめた 貴方のカラダ

ちょっと震えてた。



ワタシの頬を 触った貴方の手
少し 冷たかった

けれど

繋いだ貴方の手
暖かい

本当に貴方には珍しいと思うのです。
貴方から ワタシに 触れてくるなんて ね。

ううん ちょっと違うな。

そんなに 軽く 【女】に触れるなんて だね。


貴方の気持ちが わからないよ。
貴方の気持ちが わからないまま

貴方の優しさに 甘えていいのですか?
それとも ワタシのただの勘違いですか?


困ったな。
あんまり 慣れていないのです こういう事。

人の事は わりと見える方だと 思うけれども
自分の事に 関しては 中々 見えない。


ちょっとづつ 迷宮迷子。