指にも色々とできものが出来ます。
皮膚に出来るものは皮膚腫瘍
皮膚の下に出来るものは皮下腫瘍です。
今回は皮下腫瘍に関して。
指の皮下腫瘍で頻度が多いものはガングリオンと粉瘤です。粉瘤は皮膚から発生するので厳密には皮膚腫瘍なのですが、手指の場合は開口部が無いものも多く、境界は曖昧と考えています。
開口部がないものは、外傷による皮膚組織の皮下への迷入と考えられます。
指を切開する場合は切れる部分は決まっています。一般的にはmid lateral切開か、zigzag切開です。
指は縦方向で切開すると、動きが悪くない(瘢痕拘縮)を起こします。
自分はmid lateralからいけるものはこちらで、展開が不十分になることが予想される場合はzigzagとしています。特に、zigzagは深めに、かつ工夫を加えてデザインしています。
mid lateral切開は最初に誰が言い出したのか色々調べましたが自分でもわかりません。フランスの教科書でMid axialという表現で解説してちるものがあり、こちらが正しい表現かとも思います。
さて、指の腫瘍は神経、血管を保護しつつ、癒着が有れば腱の周りの組織の操作が必要になり、難易度は高いと思います。
下手くそがやると神経切ると思います。
頻度は上記2つに比べ少ないですが、手外科医以外手を出してはいけない皮下腫瘍があります。
それが、腱鞘巨細胞腫と、血管腫です。
こちらについては今後また解説しようと思います。