軌跡の燈 | Rock'n'roll SUI-side

軌跡の燈




『軌跡の燈』


旅する少年はいった
「僕には道は無いと」
僕は聞いた
「何故旅をしてるのかと」
「それは道を作るためだ」と少年は言った
この先に道は無い
後ろにも道は無い
少年の後ろには粗雑だけど確かな道が出来ていた

僕は聞いた
「何故、この先に道はないのか」と
少年は言った
「道は有るモノじゃない、作るモノだ」と
「先に道があるとしたら僕らの行く道は決まっている」と
僕は気付いた
道は自分で切り開くモノだと

僕は聞いた
「何故、僕の後ろには道がないのか」と
「何故、僕の道は綺麗で貴方の道は粗雑なのか」と
少年は言った
「それは貴方が歩んでないから」
「それは自分の道じゃなく与えられた道だから」だと

僕は気付いた
与えられた道程つまらなく汚いモノはないと
雑でも曲がりくねっていても自分で作った道はとても綺麗で誇りあるモノだと

僕は気付いた
大人だと思っていた僕程、子供みたいな人間はいない
子供だと思っていた貴方は僕なんかよりずっと大人だと

僕等は気付いた
僕達は形だけの友情と埋め込まれた秩序の中でしか生きられない醜い生き物なのだと

少年に聞いた
「僕はどうすればいいのか」と
少年は言った
「もうどうしようもない」と
「生き方は変えられないと」

僕は気付いた
少年も気付いた
「僕等は所詮、汚い大人なのだ」と
「与えられた秩序の中にしか生きられない」と

少年は旅を続けた
与えられた運命のなか
行くあての無い旅へと

今日もまた道無き道を進み
自分の軌跡を作っていた

徐々に舗装されてるとは気付かずに…











的な物語はどうよ?
俺は好きよ

与えられた道を進むのも
自分で道を切り開くのも
所詮は与えられた運命の中でしか出来ないこと

最終的には自分で切り開こうが与えられようが
末路は一緒
いずれ舗装され真っ直ぐなレールがひかれてる

壊したくても壊せないのが人間の性なのかな