売買算(日能研ベストチェックポイントチェック問題+熊野孝哉の「文章題」基礎固めの75題)をやりました。
なぜ売買算かというと・・・
光る玉が大好きな息子は.モールの通路に面したジュエリーコーナーで
定価22400円、30%引きのジリコンの青い石に釘付けになりました。
早速スマホで、22400×70÷100=15680 と計算。
買わないけどだいたいの値段をしっておきたいそうです。
これまでもおもちゃの割引後の売値を計算することがよくあったので、
売買算をやってみようと思いつきました。
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”説明が先か問題が先か” というと、我が家は、”問題が先“派です。
売買算は、しばらく前にサイパーでやらせようとしましたが、
説明の文字がぎっしり詰まっていて、クラクラして断念。
”いきなり解く派”の息子には合わなかったようです。
でも、売買算には立派な立式があります。
”定価=原価×(1+利益率)” ”売値=定価×(1-値引率)”
これを知らずにいきなり問題をやるのは、コスパが悪すぎるし、
できなくて苦手意識をもたれるといやだし、
「"ベストチェックの要点"を解説しよっか?」と提案するも、
「できるからいい」と却下。
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大問3問すべて正解でした。
ただし解き方は、案の定、自己流!
標準的な立式では、歩合の場合も、百分率の場合も、定価や原価を1としますが、
息子は、歩合の場合は10、百分率の場合は100として考えているようです。
それはそれで理にかなっていて、
小数が少ない分、計算が楽というメリットがあります。
二つの事例を記録として残しておきたいと思います。
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☟ 大問3の最後の問題です。
原価ア円の品物に3割の利益を見込んで定価をつけましたが、売れないので定価の2割引きの72800円で売ったところ、利益はイ円になりました。
➡母の式 72800÷(1-0.2)÷(1+0.3)=70000(ア) 72800-70000=2800(イ)
☟息子の式
72800÷8=9100円 定価を10として、定価の1割当たりを出す。
9100×10=91000円 定価
91000÷13=7000円 原価を10として、原価の1割当たりを出す。
7000×10=70000 原価⇔アの答
72800-70000=2800 利益⇔イの答
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似た問題が『熊野孝哉の文章題基礎固めの75題』にもありました。
こちらは”売値”ではなく、”利益”がわかっている場合で多少ややこしいかなと思います。
ある品物の原価に4割の利益を見込んで定価をつけましたが、売れなかったので、定価の2割引きで売ったところ、利益は54円になりました。原価は何円ですか。
➡解説 原価を1とすると、売値は1×1.4×0.8=1.12 利益は1.12-1=0.12…54円 54÷0.12=450
➡母の式 原価を□とする。 □×(1+0.4)×(1-0.2)-□=54 □=450
☟息子の式
10+4=14 原価を10とすると定価が14
14÷10=1.4 定価1割分が1.4
1.4×2=2.8 2割引きだから×2で2.8
14-2.8=11.2 定価-値引=売値
11.2-10=1.2 売値-原価=利益
54÷1.2=45 1.2が54円だから1は45円
45×10=450 原価は45円の10個分 答450円
答を出した後、線分図で説明してくれましたが、
やはり原価を10としていました。
売買算はこの方法と、決めているみたいです。
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以前は、息子が自己流の解き方をするたびに心配になっていました。
複雑な問題に出会ったときに解けないと困ると思ったからです。
でも最近は、その時は自分でなんとかするだろうと開き直っています。
今の息子にとって大事なのは、
答を出すことではなく、解決しようと試行錯誤すること。
試行錯誤の過程で、実はたくさん経験を積んでいるはずなので、
対処法を臨機応変に見つけることができるのではないか、
成長してきた息子を見ていると
自己流も悪くないと思えるようになりました。