
この時期になって、ベランダの朝顔が次々に花を咲かせるようになった。毎朝、新しく咲いたアサガオを楽しむのは、震災でそういう気にもなれなかった昨年を除いて、毎年の習慣になっている。今年から変わったのは、種を新しくしたことだ。一昨年までは娘が教材として小学校でもらってきたアサガオの種を、代々育てていたのだが、今年は園芸店で買って来た種を植えた。
だから、どんな花が咲くのか分からなかったのだが、やや大振りの、葉にも花にも斑が入る、なかなかに迫力のあるアサガオであった。アサガオの花は短命である。数時間、長くても半日。これで交配ができているのか、と心配するほど短く、儚い。しかし毎朝新しい花が咲くから、世話をしている方はとても楽しい。
アサガオおツルは放っておくどこまでも伸びてゆく。蔓性の植物らしく、あまり行儀はよくなく、とにかく手の届く所ならどこでも絡み付こうとする。私としては、やりたいようにやらせておきたいのだが、見栄えもあるし、ツル同士が喧嘩状態になっていたりもするので、最小限だけ、伸びる方向を限定するように手を加えている。それでも完全にいうことは聞かない。
我家のベランダには、ヘデラやポトスといった、丈夫が取り柄の植物も植えられていて、このあたりにちょっかいを出しそうなので、そのへんは注意して見ている。ツルが伸びていくスピードは圧倒的にアサガオが早いので、その他の連中のスペースだけは私が確保しないと、秋までにはアサガオがベランダを制圧してしまうだろう。けっこう気を使うのである。
アサガオの季節はまだ始まったばかりである。今までの経験から言うと、あとたっぷり2ヶ月は毎朝、新しい花を楽しむことが出来るだろう。しかし、ベランダでアサガオを育てるのは初めてなので、少し不安がないでも無い。南向きで日当りは最高のベランダなのだが、その分高温にもなる。これから夏本番の暑さにアサガオたちがどう反応するかは、よく見ておいてやらなきゃいけない。あと心配なのは台風だ。強風がまともに吹き付けるので、そのままにしておいたら当然ダメージを受けてしまうが、ツルが絡まっているので、動かすことができない。避難させられない。まあ普通は台風だからって植物は避難しないけど。
1年目なので、いろいろ上手くいかないこともあるだろう。大切なのは観察し、記録することだ。植物は、置かれている場所との相性があるので、書物などの資料から得られる情報が必ず当てはまるとは限らない。植物との付合いは、手っ取り早くはいかないものだ。時間をかけ、よく見てあげて、声を聞いてあげることが、植物のため、と言うよりお互いのためなのである。
アサガオ
ナス目ヒルガオ科サツマイモ属
品種改良でいろんな種類がありますよ。楽しいです。
