東京でデザイナーをしていた頃、

猫と一緒に暮らしていました。

 

デザイナーを辞めて、

東京を引き払い、田舎に戻ったとき、

猫も一緒に連れて帰りました。

 

 

私の猫は外の世界を知らなかったので、

新幹線に乗っての田舎までの長距離の移動と、

住環境が激変したことは、

とてもストレスだったと思います。

 

実家に着いたときは本当に消耗して、

グッタリしていました。

 

 

しかし田舎の家の方が日当たりも良く広いので、

慣れてくると猫にとっては快適な環境になり、

結果的には東京で暮らしていた頃より

のびのびと暮らしていました。

 

 

 

私が再び東京に戻ることになったとき、

私は猫を一緒に連れて行くかを迷いました。

 

その時すでにおばあちゃん猫だったので、

東京から新幹線で連れて帰ってくるときと

移動のストレスを再び与えてしまうのは

心苦しかったのです。

 

 

猫にとって住環境が変わることは

大変なストレスです。

 

東京より田舎の家の方が

圧倒的に日当たりも良く、

広いスペースがありました。

 

両親も可愛がってくれていて、

猫がいなくなるのを寂しがりました。

 

最終的に私は、

このまま田舎で暮らしていた方が、

猫にとっては幸せなのではないかと判断し、

猫を田舎に残すことにしました。

 

 

私のこの判断に関しては、

納得のいかない友人もいたと思います。

最後まで自分で面倒を見るべきだと。

 

それは最もだと思います。

 

だけど私は、

一緒に暮らせないのは寂しかったけれど、

年老いた猫を、

東京に連れて行くことは出来ませんでした。

 

 

それから6年の月日が流れ、

猫は20年近く生きています。

 

人間ならば100歳に近いです。

 

健康で、とても長生きしてくれました。

 

猫を愛してくれた両親、

両親を愛してくれた猫、

どちらにも感謝しかありません。

 

 

 

昨日母から、

猫がとても弱ってきていると

連絡がありました。

 

ついに「そのとき」が来たのだと

感じました。

 

 

今すぐにでも帰りたいのだけど、

年末で、仕事が立て込んでいて

すぐに帰ることは難しい。

 

帰省するまで元気でいてくれることを

祈るばかりです。

 

 

 

猫と出逢った日のこと、

猫と過ごした東京での日々のことを

思い出しています。

 

 

辛かったとき、

いつもそばにいてくれたこと。

 

イライラして

辛くあたってしまったこと。

 

もっと可愛がってあげれば良かった。

 

私は充分、

愛せていなかったのではないか。

 

あのこは幸せだっただろうか。

 

 

そんな思いが浮かんできます。

 

 

後悔とやるせなさが混ざったような、

答えの出ない複雑な思い。

 

 

もっともっと、

あのこを愛せばよかった。

 

あのことの時間を

大切にすれば良かった。

 

 

泣いてもあのころには戻れない。

これから取り戻す時間も無い。

 

 

 

 

この世に生きていれば、

いつか必ず「死」という別れがあります。

 

 

私もいつか、死ぬときがきます。

 

 

最期の別れのとき、

もっと愛せば良かったと後悔しないように、

愛を出し惜しみしたりしないで、

出逢うもの全てに、

もっともっと愛をそそいで生きよう。

 

 

あのこの命が今、

そう教えてくれている。

 

 

 

 

 

 

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