砂糖の原料
砂糖の主な原料はサトウキビとテンサイ(砂糖大根)です。これらの植物の茎や根に蓄えられたショ糖を抽出し、精製して作られます。サトウキビは熱帯・亜熱帯地域で栽培され、日本では沖縄や鹿児島が主な産地です。てん菜は比較的冷涼な地域に適しており、日本では北海道で主に生産されています。
砂糖は甘みを持つ調味料です。物質としては糖の結晶で、一般に多用される白砂糖の主成分はスクロースと呼ばれ、これはブドウ糖と果糖の化合物です。
【サトウキビ】
 
サトウキビは主に砂糖の原料として知られ、その茎に含まれる「ショ糖」が利用されます。砂糖の他にも、バイオエタノールやラム酒、バイオプラスチックなどの原料にもなります。また、搾りかすであるバガスはバイオ燃料、家畜の飼料、肥料として再利用され、無駄なく利用される持続可能な作物です。
主な用途
・砂糖:サトウキビの茎を搾った汁から精製されます。グラニュー糖、上砂糖、黒糖などの様々な種類の砂糖が作られます。
・バイオエタノール:石油に代わる再生可能なエネルギーとして期待されており、燃料に利用されます。
・ラム酒:サトウキビの廃糖蜜や絞り汁を原料として作られます。
・バイオプラスチック:バイオエタノールを原料として、環境に優しいプラスチックが製造されます。
・飼料・肥料:搾りかすの「バガス」や糖液から分離した「糖みつ」は家畜の飼料や堆肥として利用されます。
【テンサイ】
テンサイという作物は「砂糖大根」とも呼ばれます。見た目はカブのようですが、ほうれん草と同じヒユ科の植物です。テンサイの根から砂糖分を抽出し、「テンサイ糖」が作られます。
主な用途
・砂糖:テンサイ糖はグラニュー糖よりも粒が大きく、風味豊かで、和洋問わず菓子や飲料、調味料などに幅広く使われます。
・家畜の飼料:砂糖を抽出した後の搾りかす(ビートパルプ)は良質な家畜用飼料として利用されます。
・肥料:砂糖製造の副産物であるライムケーキは畑の土壌改良剤として、また、地上部をすき込むことで緑肥としても利用されます。
・オリゴ糖:テンサイ由来のオリゴ糖(ラフィノースなど)は、整腸作用を目的として健康食品やサプリメント、機能性食品に利用されます。
・化粧品:高い保湿効果をもつベタインは、化粧品の保湿剤としても利用されます。