生物還元物質「植物マグマ」の無限のパワー⑩

 

 

第10章 食の世界から化学物質を排除すれば現代病は激減する

 

 

10-1. 人工・養殖化した食環境は人類を破滅へと導く

 

 食とは文字通り、人に良いと書く。私たちの生命の源であり、当然のことながら、健康に良い役割をするものであることが大前提にある。然るに、昨今の食品事情はメーカー側が売るのに有利で且つ便利、そして低コストな食品を作ることが最優先にされており、消費者の健康は二の次、三の次という傾向を強く感じる。

 一定期間できるだけ長く品質が保持されるもの、見た目が良いもの、一定した風味を持っているもの、より安価であるものなどの条件が不可欠であり、これを満たすために酸化防止剤、保存料、発色材、着色剤、調味料、増粘剤など種々の合成添加物を使うことが常識化している。

 合成添加物が体に決して良いものではない事は食品業界では重々わかっているはずだが、商品にクレームがついて返品されたり、損害賠償になることを極端に嫌うため、必要不可欠なものとして使い続けている。又、収益性の高い食品作りを追求するのは企業として当然のことではあるが、消費者の健康を考えた商品を提供するという基本理念に企業全体が改めない限り、私たちの健康はかなり危ないと考える。

 食品材料の製造段階で大量に使われている農薬、化学肥料、合成飼料、抗生物質をはじめとする化学薬品も必要不可欠だとされており、さらに加工段階で、国が認可した1500あまりの食品添加物が使用されている現実、それが堂々と食品としてまかり通っているのもびっくりではあるが、消費者の方もそれが当たり前と思って否定しないことも、二重にびっくりなことである。増加の一途をたどっている種々の現代病が昨今の食の事情にありと言われるのも当然のことなのだが。

 

 

10-2. 各種食品類へのBIEの利用

 

 食品の生物材料の鮮度保持や、汚染化学物質の除去、加工食品の製造に合成添加物を使用させない目的で生物無機元素体(BIE)の利用方法について説明する。

 表10-2-1にこれまで実践して化学物質を使わないで、鮮度保持、汚染科学物質の処理等の出来る食品の項目を挙げた。

 そこで、具体的なBIEの使用量を示したので、実践テキストとして利用されたい。

 

 

 

 

表10-2-1 生物無機元素体(BIE)の食品への使用による脱化学物質化への検証

 

 

 

 

 

5%BIE水溶液の食品への使用方法


1)食品への利用目的

 ① 鮮度保持(日持ちの延長)
    防腐効果
    酸化防止
    色の保持(かつ変防止)

  高い還元力と電子供与力によって本作用が生じる。

② ドリップ防止
    水と油との親和性があるため、わずかではあるが乳化作用が生じて水と油が                      分離しにくくなるためドリップが防止ができる。

③ 調味液の食材へのかかえこみ作用の強化
    調味液や塩水にBIEを加えることによって保水性能が高くなることから、肉、                 魚、魚卵、野菜などの食材へのかかえこみ作用が増加する。

④ 冷凍焼けの防止
    ①、②の作用が強化されることによって本作用が生じる。

⑤ 塩、砂糖、油脂、酒、酢、醤油、香辛料などの直接的な味をマイルドにする
    つまり、味をまろやかにして素材の旨みを引き出す。

⑥ 素材本来の風味(味、色、香り等)を引き出す

⑦ 酸化・劣化した味、色、臭気を分解・除去し、本来の風味に近づける
    高い還元力と電子供与によって酸化した食品の変質をとりたての元の状態に                       近づける。


2)食品への5%BIE水溶液の添加量

 各種食品への添加量がそれぞれ異なるが、これまでの実践結果では次に示した量が適当と考える。尚、BIEの添加量を%、ppm という単位で示しているが、以下に少々説明する。
 パーセントとは100分のいくつという割合のことで、1%は100分の1、10%は100分の10、0.1%は100分の0.1、即ち1,000分の1になる。
 次に、ppmとは1,000,000分のいくつということで、1ppmは1,000,000分の1、1,000ppmは1,000,000分の1,000なので、1,000分の1、即ち0.1%になる。ちなみに、10,000ppmは1,000,000分の10,000なので、100分の1、即ち1%となる。
 例えば、BIEを0.1%加える場合には1,000分の1なので、全重量1,000gに1gのBIEを加えることになるので、5%BIE水溶液だと、20g中にBIEが1g含有していることになるので、重量として5%BIE液を20g測定し、添加すればよい。ちなみに、BIEパウダーであれば、1gを測定すれば簡単でよいが、少量なので測定誤差が生じやすいのと、食品では水に混ぜて使用することが多いことから、あらかじめ5%BIE水溶液を食品用として用意した次第である。

              BIEパウダー換算量
5%BIE      20g         1g
5%BIE       100g         5g
5%BIE          1kg          50g
5%BIE       20kg      1000g


・たらこ、明太子、いくら、筋子、数の子
  塩水や調味液に0.1% (1,000ppm) 添加したものに漬け込む
  漬け込み時間はこれまでの作業通りとする
  【5%BIE水溶液20g(含有水溶性BIE末1g) を各種溶液1kgに加える】

・パン、菓子、カステラ
  菓子、カステラでは、生地全量に0.01~0.03% (100~300ppm)
  パンは0.01%の量で添加
  【0.01% (100ppm) は生地10kgに5%BIE水溶液20gを加える】

・干物
  塩水に0.1% (1,000ppm) 添加して漬け込む
  (塩水1kgに5%BIE水溶液20gを加える)
  
・鮮魚
  魚のドブ漬け(さばく前の丸のままの状態)
   塩水に0.05~0.1% (500~1,000ppm) 添加して漬け込む
   (塩水1kgに5% BIE水溶液10〜20gを加える)
  魚をさばいた後の状態
   塩水に0.05~0.1% (500~1,000ppm) 添加して漬け込む
   漬け込み時間は10〜15分程度
   (塩水1kgに5% BIE水溶液10〜20gを加える)

・肉、野菜
  水に0.05~0.1% (500~1,000ppm) 添加して漬け込む
  漬け込み時間は10〜15分程度
  (水1kgに5% BIE水溶液10〜20gを加える)

・麺類
  生地全量に0.002~0.003% (20~30ppm) 添加
  (生地10kgに5%BIE水溶液を4〜6g加える)
・漬物
  浅漬けの場合、調味液に0.01%(100ppm) 添加

・ハム、ソーセージ
  全量に0.005~0.01% (50~100ppm) 添加
  (全量10kgに5%BIE水溶液を10〜20g加える)

・練り製品
  全量に0.01~0.1% (100~1,000ppm) 添加
  通常は0.01%でも良いが、極めて良い製品を作る場合は、

  BIE量が多いほど良い結果となる
  (全量1kgに5%BIE水溶液2〜20gを加える)

・とば、燻製
  調味液に0.01%~0.1% (100~1,000ppm) 添加
  (調味液1kgに5%BIE水溶液を2〜20g加える)

・豆腐
  全量に0.01% (100ppm) 添加
  (全量10kgに5%BIE水溶液を20g加える)

・餃子、シュウマイ、肉まん
  具全量に0.01% (100ppm) 添加
  (全量10kgに5%BIE水溶液を20g加える)
  皮や饅頭の生地の場合も全量に0.01% (100ppm) 添加

・味噌、醤油、ソース、ドレッシング、タレ、ダシ、エキス
  全量に0.005~0.1% (50~1,000ppm) 添加
  (全量1kgに5%BIE水溶液を1〜20g加える)

・清涼飲料水
  全量に0.03~0.1% (300~1,000ppm) 添加
  (全量1kgに5%BIE水溶液を6〜20g加える)

・うなぎ、穴子
  さばいた身と内臓を10〜15分間水又は塩水に漬け、0.1% (1,000ppm) 添加
  (全量1kgに5%BIE水溶液を20g加える)



10-3. BIEの添加によって、食品にどのような変化が期待できるか

・パン、クッキー
光沢と弾力、柔軟性が向上する
旨み、特に小麦粉の甘み、風味を引き出す
バター、チーズ、牛乳、卵、砂糖などの味を強く引き出す
しっとり感を出し、ボソつきがない、国産小麦を使用しても美味しさと柔軟性を損なわない
時間が経過しても臭みや酸化がおこりにくい

・菓子類
BIEを添加すると当然のことながら酸化防止効果が高まるが、さらに素材の特性を引き出すので、甘さや、乳製品の風味、そして小麦や米、葛をはじめとする植物素材の風味などが増します。

葛切り、葛餅などは甘みと葛の風味を増し、粘性が高まる
饅頭の皮、餅なども硬くなりにくく、柔らかさを保つ
煎餅は醤油がマイルドになるので、風味がソフトになる
洋菓子ではバター、牛乳など乳製品の風味が特に引き出され、コクのあるお菓子ができる

・麺類、麺つゆ
うどん、蕎麦、中華麺、マカロニ、スパゲッティーなど

〈麺への効果〉
コシが出る、光沢のある透明感が出る色になる
足がのびる、乾麺の場合は乾燥させる時、麺が切れにくく落麺が少ない
ボソつきがない、素朴な旨みがでる
酸化を防止するので長持ちする
一般的に茹で時間が短くなり、膨張しにくい
熟成させなくても、したものと同じような味を出す
半生の中華麺では防腐、防カビ、しっとり感をもたせるためプロピレングリコールを使用するが、BIEの添加でこうした化学物質を必要としない
でんぷんを使わない麺ができる
 

〈麺つゆ、だし汁への効果〉
塩のカドが取れ、マイルドになる
だしの風味を最大限に引き出す
酸化した嫌な臭いを消去する

・野菜、果実
〈生野菜、果実の鮮度保持効果〉
ハーブ類は水を嫌うが、BIE水溶液を使うことで鮮度保持が向上する
ささがきしたゴボウを水中で保存しなくても、BIE水溶液に漬け込むだけで酸化を防止できる
筍、なす、きゅうりなども色や鮮度を保持する
玉ねぎのスライスを水でさらす時、BIE水溶液に漬け込むだけで辛味成分が抜け、甘みを引き出す
BIE水溶液に野菜、果実を15分位浸すことで殺菌剤や殺虫剤などの汚れがとれる

・漬物
〈漬物への効果〉
浅漬けの場合、調味液にBIE水溶液を添加すると合成添加物を全く必要としない、パリッとした歯ごたえのある風味と素材の色を保持する
梅干しは塩のカドが取れ、昔ながらの酸っぱさと皮の柔らかいものができる、15%以下の塩濃度でもカビが生えず、マイルドなものになる
キムチは保水性を保つことから液だれがしにくくなり、いつまでも歯ごたえを保ち、嫌な臭いを抑えられるので、時間が経っても風味を保ったキムチが作れる

・魚介類
アジ、サバ、ほっけ、塩サバ、穴子などの干物にBIE水溶液を用いると効果倍増、魚本来の色と味を引き出し、嫌な臭いやネト、冷凍焼けを起こさない、くさやなどはあの独特の味とにおいを保ちながらアンモニア臭を消去させる
生ウニは保存にミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)を使用するので、苦味が生じるが、BIE水溶液に浸すことによってミョウバンが除去されるので、苦味が消失し、生ウニ本来の味を取り戻せる
マグロ、ハマチ、カツオ、いわし、アジ、鯛なども丸ごとドブ漬けして、鮮度保持を行う。BIEを入れた水溶液は氷を溶かしにくくする。また、刺身も10分位漬け込んだあと、水分をきれいに拭き取る。
練り製品は合成添加物を一切入れずに美味しく、鮮度を保持し、弾力性のある劣化しないものができる
いくら、筋子、たらこなどの製品も亜硝酸ソーダなどの発色剤、ソルビン酸などの防腐剤を添加しなくても鮮度保持、発色作用を生じる
燻製、乾物も柔らかさを保ち、水と油が分離しないので、酸化が長期間起こらず、風味も持続し、ソフトな感覚のものに仕上がる
うなぎ、穴子などはさばいたらすぐにBIE水溶液にドブ漬けすると、酸化防止ができ、冷凍が可能である

・肉類
BIE水溶液に浸漬することによって酸化が防止され、色の変化が抑制され、肉の臭みがなくなり、旨みを引き出す。冷凍やけの防止と内臓物や皮などでは特に劣化が早いので鮮度保持の効果は大きい。
餃子、シュウマイ、ハンバーグなどは肉の獣臭が抑制され、柔らかく美味しい味を作ることができる。餃子やシュウマイの皮の味も引き立たせることができる。
漬け込むことがベストではあるが、やむを得ない時は5%のBIE水溶液を各種の肉に吹きかけることによって肉の臭みを消し、焼いても柔らかさを保つ。又、焼いた肉が冷めても柔らかさを保つ。特に焼き鳥は冷めると硬くなってしまうが、冷めても硬くならず、美味しく食べられる。
ハム、ソーセージ、ベーコンなどの製造では、合成の発色剤、防腐剤、アミノ酸等、結着剤を入れずに安全なものを作ることができる。味も自然の美味しさが保たれる。これまで鶏肉、馬肉は結着剤無しでは結着は非常に難しいとされていたが、BIEはこれらについてもクリアしており、すでに商品化されている。

・香辛料、調味料
ワサビ、コショウ、唐辛子などの香辛料の持ち味は風味にあるが、これが酸化されると持ち味は半減してしまう。BIE水溶性パウダーを少量添加することで、封を切っても酸化が抑えられると共にレベルアップされ、いつまでも風味と素材の特性が保たれる。
味噌、醤油、ソース、ドレッシングなども塩のカドがとれ、マイルドな風味に仕上がり、酸化を抑制するので合成添加物が不要になる。

・飲み物
水溶性BIEは体液の元素バランスと共通した分布にあるので、私たちの体を理想的な体液バランスに調えるので、健康飲料としての目的と飲み物の素材の特性を引き出し、又、マイルドな味にする。
水に混ぜることによって還元力、保水力、油との親和力などのある水に変わるので、健康飲料水だけでなく、この水で氷を作ると美味しく、利用範囲の広がったものができる。さらに汚れを取り、化粧水としての用途など幅広く利用されている。
牛乳に添加すると特有の乳臭さを消去し、更にコクを高める。
日本酒、焼酎、洋酒、ワインは製造段階からBIEを添加するのがベストで、一段とレベルアップしたアルコールを作り出せる。その理由は使用する水の成分のミネラルとミネラルバランスが同類しているので、一体化することと、電子飽和状態になれば風味が保たれる。又、生体への活性も高まるのでアルコール分解能もよくなり、悪酔い、二日酔いが起こりにくくなる。風味も良くなり、マイルドになるので、BIEをビール以外のアルコール飲料に適量加えて飲んで試してみられたい。ワインの酸化防止としても利用できる。


10-4. BIEを使用することによって消費者・食品業界はどう変わるか

 消費者は生体に有害作用を生じるおそれのある合成化学物質が添加された食品を食べない生活ができる。食品業界は消費者に合成化学物質を添加しない安全な食品の供給ができる。
 酪農・養豚・養鶏・養魚などの生産業者は生体に有害作用の恐れのある抗生物質やホルモン剤などを使用しない動物の飼育・生産ができるので、安全性の高い食品用の動物の供給ができる。
 栽培作物のフィールドでBIEを上手に利用することで、農薬、化学肥料を使わない農業が実施できる。
 BIEは大自然の野生植物から作られたものなので、これが添加された食品を食べることで、消費者は人工・養殖化しつつある体に野生の元素バランスと豊富な電子を供給することができる。つまり、現代生活で徐々に低下させられている体の防衛機能である免疫力を低下させず、上昇させることも可能となる。
 天然の地下水(いわゆるミネラルウォーター)に含有するミネラルは私たちの体を流れる水つまり体液の中のミネラルとは全く異なる分布をしているので、基本的には私たちの体に適応していない。この水を全ての含有物を取り除いたゼロの水にして、BIEを加えた水は理想的な体液に近い、且つ電子を豊富に含有する清涼飲料水になるので、体が本当に喜ぶ水を提供することができる。

 

 

 

 

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植物マグマに関するお問い合わせ
https://daishizen-nakayama.co.jp/otoiawase/