私たちの体はさまざまな外敵からの攻撃に対して白血球が一生懸命に防御してくれています。ということは、この白血球に異常が生じてくれば、たちまち、私たちの健康は脅かされてしまいますので、「健康ライフ」とは極端な言い方にもなりますが、「白血球が健全な状態にあること」とも言えるのではないでしょうか。

 

 その白血球にはいくつかの種類に分類され、それぞれが、体の防衛作業の役割を担っています。白血球の数は4,0008,000/μl位がノーマルとされていますが、私の独断的な考え方では、5,0006,000位が一般的で、その時の白血球の種類はリンパ球が50%程度、好中球が40%程度、単球が10%程度、好酸球と好塩基球1%以下にあることが理想的と考えております。好中球は主に細菌に対する防御を受け持ち、その他の体の防御はリンパ球と単球が受け持っています。特に、私は各分類の実数値のバランスが重要と考えています。つまり、リンパ球は2,5003,000、好中球は2,0002,400、単球は500600程度が目安になります。

 

 さて、実際にはさまざまなケースが考えられますが、次に表1に掲げる例題で、その人の健康の状況を推理してみましょう。これは横浜市の太陽食品(株)の勉強会で行われているものを掲示させていただきました。一番左の白血球が5,550で、リンパ球50%、好中球40%、単球10%の方は理想的な方で、一生をこのバランスで保たれていれば、大きな病気もなく、健康な生活を送れる免疫状態にあるといえるでしょう。

 

表1 白血球分類で免疫をみる例題サンプル

 

 次に白血球数が4,000で、リンパ球が30%、単球が5%の方の場合、実数値がそれぞれ1,200と、200で理想値の40%位しかないので、細菌以外の外敵に対し、防備が手薄になっていますので、この状態が長く続くと健康が損なわれることになる可能性があると予想されます。更に、リンパ球や単球のパーセントが低くなっていたら、体の司令塔は白血球数を上げて、実数値を理想値にしていく作業をします。白血球数が8,0009,000位になれば、理想値になります。しかしながら、この作業をしていないので、体の司令塔が動いていないと推理されますので、司令塔がしっかりと働くような体のケアをしなければ、将来、健康を害する可能性が懸念されます。

 

 しかし、現代医療では、このバランス状態では、異常とはいわれていません。あくまでも、私、中山栄基の独断による考え方です。もし、健康状態に問題のある方は、この免疫バランスであることが原因で、体の防御能力がなされていないと考えれば、対策が立てやすくなります。つまり、どんな病気の方であれ、防衛機能を強化して、司令塔がしっかりと体を守る仕事を開始していけば改善につながると考えます。

 

 次に、白血球数が9,000で、リンパ球が30%、単球が5%の方ですが、実数値は2,700450と、ほぼ理想値にあるので、司令塔が働いている状態と考えます。又、別の考え方では、好中球が65%で、実数値が5,850と高いので、細菌の侵入に対して、司令塔が働いて対応しているとの推理ができます。いずれにしても白血球数が高いことで、免疫バランスがよくなり、その結果、体の防御機能が働いていると判断されます。

 

 次に白血球数が2,900、リンパ球が15%、実数値が435、単球が3%、実数値が87の方の場合は完全に異常な状態です。ただ単に白血球が壊されているものと判断されます。それはもともと白血球数が少ないヒトもいるとも考えられますが、化学物質、薬物や放射性物質などによる障害の可能性が示唆されますので、これ以上のリンパ球、単球の低下は生命への危険レベルになりますので、早急な状況の確認と対応が必要だと考えられます。

 

 次に、白血球数が12,300で、リンパ球が16%、実数値1,968、単球6%、実数値738の方ですが、私からみれば、司令塔が一生懸命働いて、リンパ球の実数値を上げて体を防御していることと推理されます。単球は理想の実数値よりはるかに高いので、例え、病気に罹患している方でも、自分の力で病気に対応していることが伺えます。通常の医療の基準値からいえば、白血球数は異常に高く、リンパ球は低いパーセンテージになっていますが、私からみれば、低いリンパ球のパーセントを白血球数を異常値まで高めることで、実数値を増やして、体を防御していることと推理されます。

 
 
 

 

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