私は自分が胃癌になってから、化学物質を使った食品、食品材料をしっかり吟味し、化学物質を使わない食生活を心がけるようにしました。

 

しかし、それは大変なことでした。まず、外食ができないことです。

 

次に、食材が無農薬、無化学肥料の植物食材、化学薬剤を使わない動物食材などを調達することがかなり難しいことです。又、オーガニックといっても使ってもいい化学物質が結構あるので、日本のオーガニックは抜け穴だらけ、又、食品添加物も1,600種類程度許可されていますので、ヨーロッパの数10物質に比べて抜きんでて高いのですから、化学物質の入らない食品を手に入れるのは大変なことです。

 

それでもオーガニックの食材だけを食べることで、体内から化学物質がどんどん減っていくのですから、兎も角、化学物質を使わない食生活を少しでも実行することです。

 

私たちは安易に少し位の化学物質が体内に入っても痛くも痒くもありませんので、毒物を摂取したとは思いませんが、免役力をみれば一目瞭然でわかります。

 

いつも私が述べている白血球百分率の好中球、リンパ球、単球などのバランスをみれば体に負担がかかっているか否かが大まかに判断できます。

 

このオーガニックを食べる前後の免疫力をみることで、自分の身体の汚染度を推理する一助となるでしょう。

 

化学物質の体内侵入が減少、あるいはストップする期間が長くなることで、主要な臓器の汚れや負荷が減少するはずです。

 

脳、肝臓、腎臓、腸などは直ぐにその変化に対応します。しかし、それが短期間であっては全く無意味です。しかし、短期間でも化学物質の侵入を阻止するのとしないのでは差が生じるということは、これが何年、何10年に及べば、体がどうなるかは当然、想像できるでしょう。

 

現代病はそうして人間自身が造っているのです。

 

癌も心臓病も脳血管系障害も糖尿病も、そして、リウマチや膠原病、アレルギー、潰瘍性大腸炎、その他の自己免疫疾患や難病指定されている疾患なども人間の現代生活が造りだした産物です。ですが、現代医療はこれらのほとんどを治せずに、只、やみくもに化学薬剤を用いて、更に症状を悪化させる悪循環の真っただ中にいます。外科的手術や新たな研究で、治療に光明も見いだせることもままありますが、大半の現代病は治せていません。

 

疾病の症状や反応を一時的に抑えることが精一杯で、それが治療だと満足している現代医療は、実に嘆かわしいと言わざるを得ないですね。

 

私の自論「自分の体は自分で守り、自分で治す」この為に地球環境と同様、自分の体を有害物質、あるいは人工化した生物体を体内に入れない生活習慣を貫き、脳と腸を汚さないこと、肝臓、腎臓に負担をかけないこと、これを実行すれば、自分の体は自分で守れるし、例え、病気に陥っても治すことができると思います。

 

脳は体のほとんどすべての指令塔ですし、腸は第2の脳ともいわれ、脳と同様、ドーパミンやセロトニンを作るともいわれてもいます。

 

又、千島喜久男先生の「千島学説」が100%正しいか否かは別として、腸が汚れ、毒されれば、血液も汚れ、体を防御する免疫力はどんどん低下しますので、健康を維持することは大変難しくなります。

 

更に、有害物質は肝臓での代謝、解毒作用の実行を余儀なくされ、負担がかかります。そして、血液の汚れは最終の処理の腎臓でも負担を与え、この部位での障害は直ちに生命維持にかかわります。それ故、私たちは常に有害物質を出来る限り排除すべきと考えます。


 


 

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