参考資料として、私の胃癌が発見される前の平成5年、16年、そして、癌が見つかった200910月から癌の消失と診断された201211月までの診断書とデータを示します。

 

 200910月に内視鏡で高分化型の悪性の胃癌adeno cartinoma グループVと診断されました。潰瘍の上に癌が乗っかった状態のため、潰瘍が胃を破れば、癌は体中に飛び散るので、早急な摘出手術が必要とのことでした。再度、癌センターで再診していただいた結果、同じ回答で、直ぐに手術をするべきという診断でした。

 

 このような場合、多くの方は、医者の勧める手術に踏み切ると思いますが、私は植物マグマの末期癌患者さんのデータをはじめ、その後、様々な症例に出逢ったことから、迷いましたが、私も植物マグマに賭けてみようと決意し、植物マグマ末の20g/日摂取を始めました。6ヶ月間に、3回、血液・生化学検査を受けましたが、それらの結果から、私の欠点は白血球数が以前から、4000以下が多く、低いこと、リンパ球は30%レベルにありましたが、実数値は1100位と低く、単球も45%で、実数値は100200位と低く、免疫力の低下が示されました。この状態が過去に長く続いたことで、癌が生育されたものと考えます。私の過去の白血球数をみても、4000以下を示していることからも、免疫力が長期にわたって、理想値の40%程度でしかなかったことが伺えます。

 

 しかし、白血球以外の検査項目には、ほとんど異常な数値はみられていません。貧血も蛋白レベルも、肝臓、腎臓、膵臓などの項目も正常レベルにあり、炎症反応CRPは極めて低いレベルでした。中山栄基は本当に胃癌だったのかという方もおられたことから、今回、診断書もそえました。

 

 癌がみつかって、3年後の201211月に再度、内視鏡による胃癌の検査と血液・生化学検査を実施していただいた結果、胃癌はみつからず、消失との診断でした。血液検査も白血球数は相変わらず、4000以下でしたが、リンパ球は42%で実数値は1640、単球も8%で実数値は310と、かなり良い結果を示していました。つまり、何故、私の胃癌が消失したのかということですが、免疫力が理想値までにはいかなかったものの、これまでよりは良くなっていったことが要因と考えられました

 

 しかし、本当に免疫力だけが影響したのだろうか。そう考えた時、癌以外に悪い部分がなかったので、免疫力を他に使うことがないということ、つまり、自分の免疫力を目一杯、胃癌に注げたことで、癌を弱らせられたのではないか。例えば、貧血があったり、蛋白質が不足していたり、肝臓や膵臓に障害があったりしっていたら、自分の免疫力をそれらにも振り分けていかなければなりません。それが、私の場合、どれもほぼ正常レベルで、これまで、大きな病気も全くしてこなかったことで、20代に虫垂炎の手術をして以来、全く、化学薬剤を摂取していませんでした。このように、あまり体に負担をかけなかったことが、摘出手術をしなければ、半年で癌が全身に廻ってしまうといわれていながら、3年で癌が消失できました。

 

 私は癌がみつかった時、正直、しまったと思いました。人生で大失態でした。体に良いものを研究し、開発し、様々なテストをしてきました。それにもかかわらず、胃癌になってしまいました。更に、胃癌以外にはどこも悪いところがないということも、皮肉に感じました。でも、ある方が私の背中をどーんと押して、「自分の体は自分で治せる」という本を書いたのだから、最後まで責任を持ちなさいと言われ、植物マグマを半年摂取した時点で、リンパ球が38%に、単球も7%に上昇したので、癌の改善への希望が出ました。

 

それからは、全く検査を行いませんで、2年半が過ぎ、癌を最初にみつけていただいた島村トータルケアクリニックの島村先生から、そろそろ、検査したらどうかとの言葉をいただき、内心はおっかなびっくりで、内視鏡や血液検査を受けたところ、癌がみあたらないとのことで、私を含め、島村先生もスタッフの方々もびっくり、全員が私の内視鏡をみて喜んでくれました。

 

これは私の憶測の域を出ませんが、長い時間がかかって、私の胃に癌ができました。それは白血球数が低いこと、体温もや々低め、低血圧、そして、リンパ球、単球の実数値の低いことなどで、癌化したと考えます。しかし、癌がみつかって、体に負担のかかる食生活、生活習慣を改め、そして、高い還元力の野生のバランスの植物マグマを摂取したことで、免疫力がアップし、他に悪い部位がなかったことが幸いし、免疫力の大部分を胃癌に注ぐことで、癌を叩くことができたのではと考えました。

 

 これらの結果から、病気が改善に向かう方と、逆になる方の原因を推理してみました。

 

1)   私の胃癌の例から、白血球が癌をつくるのも、改善させるのも深く、関わっている。つまり、免疫力がキーマンであること。

2)   自分の免疫力がこれまでよりもアップしていかなければ、改善の方向にはいかない。

3)   2)をクリアして、さらに自分の免疫力の多くを自らの主病状につぎ込める状態にあれば、改善に向かう。

4)   自分の免疫力が損なわれるような物質を摂取していたり、行為をしている場合は、改善とは逆の方向にいってしまう可能性がある。

5)   主病状とは別に、体を損なう病状のある方は、自分の免疫力が、他の病状を改善するために使用され、主病状を治すためにはまわらない状態に陥れば、主病状は改善どころか、悪い方向にどんどん進んでいくことになると考える。

6)   私の場合は、リンパ球、単球が6ヶ月で上昇に変わったこと、化学薬剤を30年以上、摂取していなかったこと、胃癌以外の病状がみられなかったこと、生活条件を変えたことなど、良い条件が揃ったから、改善の方向に進んだと推理します。