プランスタイルのブログにご訪問下さり有難うございます。
皆様により良い住まいがお届けできるように
福岡市近郊を走り回っている
宅建士兼建築士の不動産屋です
久しぶり?の建築記事。
レオパレス、広瀬すずちゃんがCMに出てましたね~。
施工不良によるレオパレスの住民へ退去勧告がなされています。
っていうか、こんな忙しい時期に今言い出さなくてもいいのにな
と思うんですが、移動時期で更に入居者が増えてしまっても困ります。
なにが施工不良かというと、界壁が天井までせしめていない。ということです。
共同住宅や病室、グループホームなどもそうですが、
日本の建築基準法では住宅の間の壁、よその家との間の壁は界壁と言います。
厚みが決められていて、簡単に燃え広がらないように、音が漏れないように
天井裏まできちんと隙間がないように埋めることになっています。
これをせしめるっていうんですが。
あんまり他では聞いたことのない日本語ですね。
レオパレスはこの天井裏の三角形の部分をケチって作ってた箇所があったみたいです。
煙も炎も上へ登りますから、天井裏から燃え広がるという理屈です。
あとは、部屋の壁の厚みも足りていないとか、←防火壁としての性能が弱い。
外壁の施工不良もあったようです。
私は設計事務所時代に鉄骨造アパートを何軒も実施設計と工事監理も携わっていますし、
グループホームも描いています。
(役所の嘱託職員時代には検査員もやっていました。)
確認申請時(建物を建てる時に役所に提出しなければならない図面・書類一式)は
設計事務所登録した会社が作成して提出・認可を受けます。
その書類上の図面は、ちゃんとしています。
同じような建物なので、コピーするだけで良いですから。
違うのは配置図。 規模が大きければ日照図くらい?
(某大手住宅メーカーの確認申請を年に数十件程、担当して提出していました)
建築主事に委託された業者や公的機関が完了検査や中間検査を行います。
いろんな検査の項目がありますが、
綺麗に作られた界壁としての防火壁の厚みが12.5+12.5+90+12.5+12.5ミリで作ってなければいけないのに
12.5+90+12.5の壁の厚みになってるなんてわからないですよね。
(建築屋の施工している側は、いつもミリ単位気にしてますから、
そこの現場監督が分かっていないという事はありえない。)
いろいろ言い出したらキリがないんですが。
(防火地域での耐火壁構造とか、外壁の施工の~)
とにかくレオパレスってブランドが地に落ちてしまい、
信用回復するのにはかなりの努力が必要だということです。
きちんとしたレオパレスの建物だろうと、異常性を指摘されそうです。
オーナーさん、可哀想です。
これから激安なお値段でレオパレス施工のアパートが売却に出されるかもしれません。
土地に価値があれば、買いでもいいのかもしれませんが、
アパート経営投資としてはおススメしませんね。
既存住宅調査技術者(ホームインスペクション)の資格も持ってる建築士で宅建士。
設計もリフォームも実務経験ございます。
不動産屋さんとして、建物のプロとして部屋探しのアドバイス承ります。
|
|
福岡市近郊の方はプランスタイルがお部屋探しをお手伝いします |
(糸島や北九州や久留米や鳥栖も仕事で行くので、少し遠いかな?って思われなくてもいいですよー)
TEL092-776-3351
福岡市近郊、大野城市、春日市、那珂川町、宗像市、筑紫野市、糟屋郡、北九州市、糸島市など賃貸物件・売買物件の仲介を受け付けております。http://planstyle.net ←ホームページ
ご多忙な方や遠方から福岡市近郊へ引っ越して来られる方には
LINE@にて物件情報お送りします。
(公社)福岡県宅地建物取引業協会会員 福岡博多支部所属 福岡県知事登録(1)第18508号
■ぷらすカフェ会@福岡■