こんにちは プランニングケイの西森です。

国公立大学の前期日程が終了しましたね。受験生の皆様お疲れ様でした。私立大が第一志望の方は合格発表も済んでおりますが、これから一人暮らしのため、お部屋の契約をされる方も多いと思います。

賃貸契約といえば、契約に先立って、重要な事項の説明(「重要事項説明」といいます。)を行います。重要事項説明は、従来、対面式で行う義務がありましたが、これが、平成29年10月からインターネット上のビデオ通話で行うことができるようになり、これまでで、2万5000件の利用がなされたようです。

このオンラインシステムを用いた非対面での“IT重説”のおかげで、わざわざ交通費をかけて遠方の不動産会社へ出向いて重要事項の説明を受ける・・ということなく、契約を成立させることが可能になりました。

自宅にいながら説明を受け、経済的負担もなく、スケジュール調整もしやすいため、これから進学で下宿先を契約する際にIT重説を利用される方も多いのではないかと思います。

このように賃貸取引では、業界側も業務効率化やコスト削減を目的とするインターネットを介した取引がますます進んでいくものと思われます。

一方、売買取引に関しては法人間における社会実験が実施されているようですが、実施件数は3件にとどまっており、運用は未だ先の話のようです。