危険は2種類にわけられる
フランクナイトという経済学者はビジネスに起こりうるリスクは2つに分けられるといった。
ひとつは「リスク」、もうひとつは「不確実性」。この二つ、大きな違いには見えないが、実は大きな差がある。
リスクはいわゆる、想定しうる危険。ある行動によって起こりうるマイナス要因を事前に把握できる。
それに対し不確実性は想定しえない領域での危険性。言ってしまえば想定できないリスクを持った事象なのだが、実はこれが経済の発展につながっております。今日はその話。
たとえば、携帯電話の機能。写メールとプッシュトークを見てみる。
携帯電話にカメラをつけるという話は、実際にカメラがついた携帯電話がJPHONEから出るかなり前から存在していた。だが、携帯にカメラをつけることが消費者にメリットになるかどうかは不確実で、そのリスクをとることを恐れた(リスクをとる必要もなかった。後から参入しても余裕だから)ドコモはそれを拒否し、その技術はJPHONEにわたった。そこからは「写メール」ということが常用かされるくらい、大ブレイクし、様々な関連商品、サービスが生まれ、大きな市場が生まれた。これは携帯にカメラという不確実な危険がプラスに大きく転じた事例。
それに対してプッシュトークという、トランシーバーのような機能が存在する。実際にアメリカ市場ではビジネスシーンを中心にかなり日常的に使われているということもあり、いち早くドコモが食いついてサービスとしてはじめた。auなども似たようなサービス追従しているが、実際のところの利用率はきわめて低い。
これはプッシュトークという新しい技術が持つ不確実な危険が想定していた利益を確保できず(おそらく)、赤字に転じてしまった事例。
つまるところ、何がいいたいかというと、新しいビジネス、新しい収益を得るためには既存のフレームにはまるビジネスをやっていては既存の規模間での収益しか期待できない。大きな収益を得るためには未知の分野に飛び込み、そこの仕組みを創ることが必要になってくる。大変なことだが、目指すべきところはそこにある。
「Blu-rayとHD DVDどっち買う?」について
ブログネタ:Blu-rayとHD DVDどっち買う? 参加中
だが、資本主義に終わりはないと思われるが、画質・性能などに関しては人間の感覚で差を感じ取れる限界に近いところまできている家電製品が増えてきている。そうすると性能のレベルではなく、機能を増やし、指標を多く持つことを価値としたり、ブルーオーシャン的価値を求めにいく。今年は洞爺湖サミットもあり、サービスやプロダクトの付加価値はエコに走り、人の価値観の指標にもエコへの貢献によるマザーテレサ的恍惚感におぼれられる度合いが価値となるだろう。