「とーざーい、銀座とアンサンブルやるって本当なの?」
「実話だよ…つっても、3曲中2曲は山手となんだけど、残りの1曲は難易度がアレらしくて…最近山手調子悪いから、って銀座と」
「あらあらまあまあ」
「お前もエンターテイナーやるんだろ?半蔵門と副都心とで」
「音域的にも、曲の知名度的にも割と楽だよ。最終的にリズムは耳コピすればいいし。まあ、その代わり他がアレだけど…そう言う東西はどうなの?」
「ああ…もう、はっきり言うといっそ殺して下さいって感じだな…なんでまたカヴァレリアをやるはめになったんだ…5連符ってなんだよ、3連符が大量に出てくるって何なんだよ…3/8ってどうやって拍とりゃいいんだよ!」
「あ、キレた。とうざーい、楽譜に切れても仕方ないよ~」
「んなこと知ってる!キレなきゃやってらんないんだって!」
「譜読みしてんの?仮に音高くたってリズム取れれば――」
「その肝心のリズムが取れねえんだよ…」
「あ、そう…そういえばアンサンブルの本番って春休み最後の練習だっけ…確か、6日…」
「しかも明日(実質的には今日)からコンクール曲の合奏始まるからな。10時タクトダウンで。ったく、銀座は何考えてるんだ…」
「丸ノ内にも日比谷にも何の相談もせず、ふらりと立ち寄った楽器店で楽譜買ってきて、次の日アンサンブル宣言だもんね…」
「もうやだ、夏が怖い…」
「夏は銀座が連日阿修羅だもんね…はぁ…」
アンサンブルは『スラヴ舞曲第2集第2番』、『ピアノ協奏曲第20番』、そして文中にもあった『間奏曲-「カヴァレリア・ラスティカーナ」より-』。
銀座もとい先生とやるのが2番目の曲。小節数にして36小節なんだが、テンポが緩くて長く感じて仕方ない。あと、未だに譜読みしてない(する気になれない)のがスラヴ。長いし、3/8だしで…規定がallegrettoだから多分130以下なんだろうけど遅くなってからまた速くなんて流れが2回もあるなんて…!
コンクール曲は『いつも風、巡り会う空』っていう曲。曲調は華々しくてかっこいいけど、16分が大量で最高音域がHiF!そしてタイトルが厨二っぽくて長いせいで未だに覚えられない。きっと今年もC組で出て、銅賞とるんや…先生怖いよテンポ捏造(134だと思いこんでいた時点で規定の144。結局本番は164で吹いた前科有)するよ…全日怖いよ練習量マジパネェよ…
おや、こんな時間に電話g