こんばんは。
今日、NHKで、フジコ・ヘミングさんの番組がありました。
久しぶりに、フジコさんをテレビで拝見し、お元気で
お変わりない様子にうれしくなりました。
コンサートに行ったのはもう10年以上前。
テレビでは、最後に、ショパンの
別れの曲を弾かれました。
別れの曲なのに、
どこか希望の光が見えるような曲です。
ですから、卒業式によく似合います。
別れはさみしいけれど、進学、就職の
新たな希望が見える・・。
調べたら、ショパンが婚約者に、
婚約破棄されたときに作った曲とのこと。
親の意見で婚約破棄になったけれど、
心はずっとあなたのものです、
なんて言われたのかなあ。
などと想像します。
この曲は、婚約者の手紙とともに
彼の死後発見されたものだそうです・・・
フジコさんは、ヨーロッパで修行中、
お金も食べ物もなくなり、もう死ぬかも
と、路上をフラフラとさまよっていた時、
目の前に転がってきた
リンゴを食べて生き延びたこともあった
と書いていました。
ヨーロッパでの成功を夢見たけれど、
成功はおろか、
子どもにピアノレッスンをしながら
食いつなぐ日々。
看護助手などをしながら、
ある日その病院で
仕事の合間ピアノを
弾いていたら、
感動の涙を
流していた患者がいた・・・
フジコさんは、
ピアノの究極の使命に
気づくことができたのかもしれません。
後に世界的なピアニストになりましたが、
彼女にとって必要な道のりだったの
かもしれません。
彼女は、人生は楽しいことばかりでは
つまらないと言われていました。
お料理も塩も入れないと
砂糖の甘さが引き立たないように・・?
けれど、どこまでも強い
お人だなあ、と尊敬します。
お父さんが、たしかスウェーデン人で
少女時代、日本でつらいことも
あったかもしれません。
お父さんに会いに行った時も
悲しい体験をしたとのこと・・
そして、中二病になりそうな
母からの厳しいピアノレッスン。
もしかして、あらゆる苦しみと、
栄光、両方を体験した人かもしれません。
彼女の信条は
どんなことがあっても、
自己憐憫に陥らない。
自己嫌悪に陥らない。
希望を持って生きる。
人生に培われたからこその
信条なのでしょう。
別れの曲の中に
希望が持てるような旋律が
あるのに似ていると思います。