私が登山をしたいと思ったのは昨年のこと。

 

それまでの私は、

子供の頃に遠足で高尾山などに登ったことがあったけど

全く楽しくなく、むしろ苦痛でしかなかった。

 

雪山で遭難とかニュースで時たまやってるのをみた時

 

「なんでわざわざ そんな危険な所に行くのだ。

 しかも遭難なんかしちゃって、迷惑かけてるだけじゃん」

 

とも思っていた。

 

 

しかし登山してみたい!

と思い立ったのが去年。

 

 

きっかけは

 

・栗城史多さんのエベレストでの死

・新潟の父子遭難事件

 

だった。

 

 

栗城さんの件を調べていたら、

とある、登山にめっちゃ詳しい男性のブログに行き着いて

 

そこには「栗城劇場」と称して

いかに彼の試みが無謀か、それはそれは詳しく書いてあった。

 

と同時に、その知識の深さにびっくりした。

 

登山て(特に雪山)、こんなに知識をつけて登るものなんだ。

ということは、そこまでして登りたいほどの魅力のあるものなんだ。

 

と思った。

 

 

そして新潟の父子遭難事件。

ゴールデンウィークの、しかも割りかし低い山での遭難だった。

 

軽い気持ちで登ったら

穏やかな季節とはいえ、あっさり死んでしまうのが山だと思った。

 

 

そうか、山は死と隣り合わせの部分もあるのか。

 

 

死ぬ可能性もあるけど、十分な備えをしてそこに挑戦する。

そして、それほどまでに人を魅了してやまないのが山。

山の魅力を知りたい。

 

 

・・・いきなり登りたくなった。

 

 

それを夫に伝えたら

「男みたいな考え方するよね」

 

と言っていた。

 

 

その時に、ドイツの哲学者の言葉を私に伝えた。

 

「人生には苦痛と退屈しかない」って

ショーペンハウアーが言ってたけど、君はまさにそれだね。と。

 

 

調べてみたら、正式には

「人生は振子のように、苦悩と退屈の間を揺れている」

っていうニュアンスだったけど。

 

 

命を燃やして何かをしたい。

退屈な日々なんてまっぴら。

登山は多分、苦しい。

苦しい(けど楽しい)体験してみたい。

 

 

 

”死を意識してこそ、生を強烈に感じることができる”

 

 

と、腑に落ちた。

 

 

この間 神奈川の大山に登った時

1200メートルの山でこんな苦しいんだ(同時に楽しいけど)。

雪山挑戦したい、崖のぼりたい とか軽く思っていた私アフォ!

って笑えたけど。

 

 

登山で遭難した人や事件のことを

調べまくって

大山で遭難した時のことも考えて

やたら準備していきました。

 

ひとりで登ったしね。

念には念を入れて。

 

 

心配性で凝り性な性格は

登山に向いているかもな。

 

 

もうだいぶ寒くなってきたから

年内は登れたとして高尾山周辺だな。

 

雪山怖すぎるから、もうちょっと経験積んでからね。

 

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初心者のくせに、いきなりsnow peakのチタンのコップ買っちゃうところが

笑えるよね。