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こんにちは、通りすがりのヒーラー光風(みつかぜ)です。

 

「新プラトン主義における『高次元』の概念」第2回目です。

 

 

 

みなさんは、高次元と聞いてどのような世界や存在を思い浮かべますか?

ここでは哲学的な高次元とはどのような考え方なのか、現代科学における「多次元宇宙論」との比較もまじえてお伝えしていきます。

 

哲学的な高次元の解釈②

4.時間・空間を超越する次元

新プラトン主義における「高次元」は、時間や空間の制約を超越した存在を示します。

 

◆ヌースの世界

ヌース(知性)の世界は、時間や空間に縛られません。

そこには、過去も未来もなく、始まりも終わりもない永遠の現在が存在します。

また、場所的な広がりもありません。

すべてのイデアは同時に、普遍的に存在します。

これは、私たちの経験する三次元空間とは全く異なる次元の概念です。

 

◆一者(The One)の超越性

一者は、あらゆる規定を超越しています。

 

時間や空間といった概念も、一者には適用されません。

 

一者は、時間や空間を生み出す源でありながら、それ自体は時間や空間の外にあります。

 

5.現代の「多次元宇宙論」との決定的な違い

この点がもっとも重要です。

 

現代科学における多次元宇宙論は、物理的な次元の数を増やすことを意味します。

 

しかし、新プラトン主義における高次元は、存在の質的な違いを示します。

 

つまり、より純粋で根源的な存在を「高次元」と呼ぶのです。

 

5-1.質的 vs 量的

新プラトン主義の「高次元」は、存在の質的な違いを示します。

より完全で、より純粋で、より根源的な存在を「高次元」と呼びます。

これに対し、現代の多次元宇宙論は、空間的な広がりや物理的なパラメータの量的増加(例:4次元時空、余剰次元)を意味します。

 

私たちが存在する三次元空間に加えて、さらに多くの次元が存在する可能性を示唆しています。

 

5-2.形而上学的 vs 物理学的

新プラトン主義は形而上学的な宇宙論です。

存在の意味や目的、価値を問います。

それに対し、現代科学は、物理学的な宇宙論です。

観測可能な現象や数学的な法則に基づいて、宇宙の構造を記述しようとします。
 

5-3.超越的 vs 内在的

新プラトン主義の高次元は、私たちの物質世界を超越した存在です。

現代の多次元宇宙論は、私たちの宇宙の中に内在する可能性のある「余剰次元」を探求します。

 

 

6.まとめ

新プラトン主義における「高次元」とは、単なる空間的な広がりや物理的な次元の増加を意味するものではありません。

存在の質的な違い、つまり、より純粋で完全な存在を「高次元」と捉えます。

それは、存在の純粋さ、完全さ、根源性を示す階層構造です。

精神的な上昇の道筋を高次元と捉え、時間や空間を超越した、形而上学的な領域を指す概念なのです。

 

 

 

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