英米のロマンス小説にハマり、1年ほど経ちました。

暇な時間が増えたこともあり、今度は自分で翻訳にチャレンジしてみようかなと思いついて、ちょこちょこやり始めました。

 

完全に趣味です。

 

作品は、テッサ・デアの、“Surrender of a Siren”。

 

1800年代のリージェンシーロマンス。結婚式直前にロンドンの社交界を逃げ出して、西インド諸島のトルトラ行きの船に乗る、ソフィアという20歳の貴族令嬢がヒロインです。ヒーローは、戦争中は私掠船に乗って、フランスやアメリカの船から積み荷を奪っていたグレイ。戦争が終わって、新しく船会社を作って今回が商業船としてのアフロディーテ号の初航海。船のオーナーがグレイ、船長は異母弟のジョスが勤めます。

 

直訳すると、「セイレーンの陥落」だけど、日本語の題名つけるなら、何がいいかな。「恋に落ちたセイレーン」とか。ちょっとベタなのでひっくり返して、「セイレーンが恋に落ちたら」なんて、どうでしょう。

 

やり始めるとこれが結構面白くて、誰かに読んでほしい……と思ったのですが、著作権の問題があるから勝手に発表するわけにもいかないのが残念。

引用するくらいなら大丈夫と聞いたので、所々、紹介してみようかな。

 

 

小説の翻訳なんてやったことないから、多分たくさんあるんだろうルールとかも無視。これから勉強しなければ。

一山10ドルで、ロマンス本の古本買っちゃった。ジュリーガーウッドの本がいっぱいとその他色々。合計22冊

 

最近は電子書籍ばかりで紙の本で読むのは英語本は久しぶり。電子書籍だとわからない単語の意味もすぐLook upできるけど、紙の本だと結構面倒なんだよね。

単語の意味を一々調べるより、前後の文から推測して、どんどん読んでいくのが賢い読み方。繰り返し出てくる単語は、自分の日本語で頭に収納されるから一度覚えたら忘れないよ。

 

読んだらまた感想を書くね。

 

英語を勉強するのに、英語の本をまずは一冊読破してみようと大勢の人がチャレンジします。

 

一番読まれてるのは多分「ハリーポッター」。で、皆さん挫折してらっしゃる。あれ、結構難しいです。子供向けの本だから簡単だろうと思うんでしょうね。でも、普段使わないファンタジー用語がいっぱいだし、もう内容を知ってる本を読んでもワクワクしないんじゃないの?

 

わたしのお勧めは、断然ロマンス小説です。

 

愛は世界の共通語。

I love you. I need you. I want you.

英語が簡単で、しかもあらすじが想像しやすい。

 

英米のロマンス小説家の層の厚さにも驚きます。きっとお気に入りの一冊が見つかるはずです。

 

 

 

 

 

病院の待合室のラジオステーションが懐メロ。

あー、懐かしい。けど、曲名が分からない。子供の頃に聴いた英語の曲って、英語を理解してなかった時代なので、知ってるんだけど歌手も歌詞も知らない、わからないんですよね。

そうそう、Shazamというアプリを入れてたんだった。このアプリ、スマホに曲を聞かせたら、歌手、曲名、歌詞まで教えてくれます。

ラジオの曲は、The Police “Wrap around your finger”でした。


歌詞見ながら口ずさんじゃった。
今の時代は英語勉強しようと思ったら、教材はどこにでもあって、たいへん便利ですね。

 

 

 

「ハイランドの野獣」でいい味だしてたルーリクの愛の物語。翻訳ロマンス小説って、シリーズ物が多いのが特徴で、ある本の脇役が次のヒーローやヒロインになったりするんですよね。

ルーリクはバイキングの末裔でスウェーデン出身。お母さんがハイランド生まれで、少年の頃からハイランドのマクレリーのクランで暮らしていました。

 

スコットランドのハイランド地方はスカンジナビア半島に近く、ハイランダーとバイキングは密接な関係にあります。

 

原題は"Surrender to the Highlander"

 

Surrender には、降伏するとか陥落するという意味があります。ヒストリカルロマンスの題名によく選ばれる単語。日本語でも「口説き落とす」とか「恋に落ちる」と言いますね。

 

今まで散々女遊びをしてきたルーリクに、作者は、彼とは正反対の戒律の厳しい修道女を相手役として選びました。それだけではなく、彼女にはもっとビックリする秘密が!

この邦題をつけた人、上手い。ヒロインは思慮深いようでいて、世間知らずの浅慮で周りを振り回してました。恋愛上級者のルーリクにしか出来なかったロマンス。私はヒロインにドン引きしましたけど。

 

酷い話を怒りながら読むのもまた、ロマンス小説の楽しみ方。