未来のテクノロジーと段取り力の共通点?「第2回Tech川口」開催レポート

川口を最先端テクノロジーの技術者が集まる街に! という想いのもとに結成した「Tech川口」。2020年3月21日土曜日、第2回目となる同イベントを開催しました。

当日はホームページ制作をしている人やシステム開発に携わる人、会社を経営しながらテクノロジーにも関心を持つ人など7名が参加。同時にオンライン会議システムZoomを使用し、自宅から参加したメンバーも。「いつも一人でWeb制作の仕事をしているので、世間とのズレをなくしたい」「つながりが広がると思った」「ITに興味があり、川口で仕事をしているので皆で何かできるのでは」とそれぞれが参加動機を話していました。


各分野の知識や経験を発表し共有する場
イベントは、参加メンバーより自分の得意分野、調べてみたいことなどをプレゼン形式で発表していきます。今回のテーマは次の3つ。
1 仕事を効率よく進める方法
2 地域づくりとSTEAM教育
3 動画を使用したこれからのマーケティング


プログラミング的思考ができると仕事が早く進む
最初のプレゼンテーションは、Tech川口主催・中村貴広さんによる「仕事を効率よく進める方法」です。
中村さんは冒頭で「あなたは仕事が速い人ですか? 遅い人ですか?」と問いかけ、「なんだかんだ後回しにしがち」「忙しすぎて途中で何をやっていたのか分からなくなることがある」という答えを受けていました。そこで中村さんは、効率よく仕事を進めるには最初にアウトライン(行程)を考えてから取り組むことが大切だと説明します。
参加メンバーはこのような論理的思考が得意な人が多く、それぞれの仕事管理術やオススメのツール紹介などをして、活発な情報交換を行いました。また、日頃から地域活性化等の様々なプロジェクトを進めている中村さんが、活動する中で感じた「自分だけでなく周りの人と連携してプロジェクトを進めていく」という視点で意識していることを話し、目的達成のためには様々な人と協力し合うことが必要不可欠であるという、Tech川口の存在意義を改めて共有する場となりました。



プログラミング的思考を育むこれからの学校教育
続いてのプレゼンテーションは、キャリアコンサルタントとして教育現場で働く宮田祐子さんによる「地域づくりとSTEAM教育~21世紀型人材を育てるSTEAM教育とは~」です。
宮田さんは、世界のテクノロジーが進化する中で、これまでの教育であった「決まった答えを出すこと」だけではなく「新しい変化を生み出せる人材」の必要性、そして世界ではSTEAM教育が取り入れ始められているという視点から日本の学校教育の変化について説明します。
STEAM教育とは、「科学」「技術」「工学」「芸術・教養」「数学」5つの頭文字をとった造語で、自ら問題を見つけ解決していくための力を養う教育と言われています。21世紀型の人材教育には、プログラミング的な「思考」として論理的に問題解決の手順を踏み、考える力を養うことが必要ということが分かりました。
参加者からは「自分の頃にはなかったので羨ましい」「自分には子どもがいるので、この話はとても興味がありました」「まず先生が教えられるのだろうか」という意見が挙がり、Tech川口としても未来の学校教育に地域として協力できることがあるかもしれないと話しました。



絶えず変化し続けるマーケティング
最後のプレゼンテーションは、主にデジタルサイネージ制作等を手掛けるイネーブルスタジオ株式会社代表・榎本和人さんです。
榎本さんは、もともと店舗の集客ツールとして看板や名刺を作成する事業を行っており、新規事業としてYouTubeを活用したマーケティングを始めたそうです。先日Googleが「コンテンツの7割は動画になる」と発表したことを受け、最近のマーケティングのかたちも変わってきていると話します。
「皆さんはYouTube広告についてどう思いますか?」という榎元さんの問いかけに、メンバーの中では「最近はストーリー性のある動画広告が増えてきて、ついつい最後まで見てしまう」という声が挙がりました。
榎本さんは「検索方法やコンテンツの変化によって、これまでとは違った新しいマーケティングのかたちが生まれると思います」と話し、変化しつつある広告業界の現状に「知らなかった」との驚きの声を引き出しました。


様々な業界の知見が集まることで生まれる気付き
普段の仕事の範囲内だけでなく他の分野のことも知りたい、共同で何かを生み出したいという人が集まるTech川口。今回の3名のプレゼンテーションから、IT業界だけではく社会人として必要とされる「段取りの力」、そしてテクノロジーによって時代が著しく変化する中で「流れを読みながらビジネスをしていくことの重要性」を感じた人が多かったようです。
また各業界の視点からITやテクノロジーを考えることで新しい発見や気付きが生まれ、終始会話は盛り上がり、イベント終了後も有志でご飯を食べに行ったそうです。




「Tech川口」の次回開催
次回、第3回TECH川口は、5月23日土曜日の13時から開催予定です。
テーマは、中小企業のHP制作とSEO対策、最新のガジェットについて。
詳細はFacebookグループ「Tech川口」にてご確認ください。https://www.facebook.com/groups/2798962433489129/