ひとりぼっちのさくら 鳥の歌に誘われて目覚めてみたけれどまだ誰もいない夜になれば月明かりもなく昼の寒さに寄り添い合うこともないひとりぼっちさびしさに疲れかけたころようやく目覚める友がいた暖かな日差しと柔らかな歌声に誘われてあちらこちらポンポンと弾けるようにもうひとりぼっちじゃない散りゆくときはまた、ひとりきりだけど今は仲間と春に輝く一本のさくらの木