失敗しない〜本業である農業に投資を〜 | 根岸拓哉の次世代農業経営ノウハウ

根岸拓哉の次世代農業経営ノウハウ

ブログの説明を入力します。

「根岸先生は『肉牛ビジネスは、
農家の人たちが安易にアパート
経営をするより、高利回り』
だと話されていたと思います。
少し詳しく教えて頂けますか。」

というご質問をいただきました。

結論から言うと、
農家の方が
よくやってしまう不動産投資より
も肉牛ビジネスの方が利回りが良いです。

農地が余っている農家の方は、
不動産会社に提案されるがままに、
アパート経営をやってしまう場合
があります。

このような不動産投資は、利回りが
3~5%で、それほど高くありません。
それと比べたら、
本業に集中した方が良いということです。

肉牛ビジネスで安定感を求めるなら、
固定費がかからないという意味で
肥育が良いと思います。

より高い利回りを求めるなら肉牛の繁殖が良い
と思います。
ただし繁殖には、固定費がかかりますし、
数値に表せないコストがかかります。

繁殖するために発情のタイミングで
人工授精を行うのですが、
発情の時期は予測がつきません。
ある程度IOT機器で予測できますが、
100%ではありません。

また、逆子や死産などの事故のリスク
もあります。
事故もIOT機器で予測はできても、
100%ではありません。

常に緊張感をもって監視する必要があります。
このようなコストは
数値に表しにくいものです。

そうは言っても
これらを踏まえても、
地主さんが不動産会社から持ち掛けられる
3~5%
の利回りの不動産投資と比べたら、
肉牛ビジネスの方が高い利回りを得られると
考えています。

本業に投資するのがまずは基本です。

次世代の農業経営者である貴方の一助になれば幸い。