誕生日です。

そんな日にこんな話で申し訳ないけど、こんな日だから正直に書くと、
私は自分が生まれてきたことを喜びとは今も思えないし、産んでくれてありがとうと素直に親に感謝することも出来ずにいます。
30年生きてくれば楽しかったことも嬉しかったことも沢山あります。
勿論苦しかったことも。
でも、どれもあまりにも実感が薄くて“生きてる”と言うにはぼんやりし過ぎているのです。
妙にリアルな夢、くらいの感じ。
楽しい!最高!って気分のときもあるけど、人生って素晴らしい!とか生きてるって楽しい!とか、そういう感覚は一度も感じたことがありません。
自分の中には大きな空洞がある。
いつも、どこか空しい。
何をしても埋まらない。

思春期には自分が生まれてきた意味だとか、自分が何者なのかとか、何で生きなきゃいけないのか(こんなに味気ない世の中に…)とか、そんな事ばかり考えていたけど、その“なぜ?”を解き明かすことが私の人生なのかと思うほど、あの頃からちっとも変わらないです。

30になったら人生が変わると思ってました。
だからここまで自分の人生を降りることなく生きてきました。
ここ数年変わってきたとも思います。

それでも両手をあげて「誕生日ありがとう~!人生最高!」と心の底から言えるようになるにはまだまだ時間がかかりそうですね^^;

何かの役目があるからここに居るのだとしたら、それに近づくことが出来ない一年をまた重ねてしまった、という罪悪感と無力感すら感じるのです。
その役目を果たさなきゃ、おいそれと星には帰れないでしょう。
どうせ帰るなら手土産の一つくらい…とは思うのに。
私が持ち帰りたい手土産がどこに行けば手に入るのか分からなくて彷徨っている。
今はそんな感じ。

早く帰りたいんですけどね。
お目覚めの時間、とっくに過ぎてると思うんで、ちょっと焦ってます(笑)
私の人生50年って本気で思っているので。