私が住んでいるニャンザ州はケニアの中でも特にHIV/AIDsの感染率が高い地域です。
なので、誰でも自分の周りに少なくとも1人はHIVポジティブの人がいるのが普通です。
そして、ARVという薬の登場で、早期発見し投薬治療と栄養価の高い食事を継続すれば、HIVポジティブでもエイズの症状が長期間でないようにすることが可能になりました。
そこで今、巷の人々はエイズに対して、どのような考えを持っているかと言うと。。。。
「みんなHIVポジティブだし、エイズなんて全然怖くないわよ。
あなたも一緒に(HIV)ポジティブにならない」
というもの。
恐ろしいですね~
こういう考えをする理由は、HIVポジティブな人が多いことだけでなく、ARVという薬をただでもらえることにもあるように思います。
かと言って、ARVを有料にすると、貧困家庭では買うことができなくなってしまう。。。
巷の人々はHIVに対する正しい知識を持たず、噂が先行しているようです。
もし発見が遅れたり、ARVを使っていても数年経てば、次のステージに病気が進行する可能性が多いにあります。そうなったらARVではだめで、有料の薬を使わないといけない。そのステージに行くと、有料という理由で投与を止める人が多くなり、死亡率も上がるでしょう。
どこの世界でもあるような気がしますが、「他のみんながやっているから(なっているから)」という理由で、正当化すべきでないことを正当化するのはやっぱり違うよな、と思っちゃいますね~