最初にあなたを見かけたのは、屋上でした
こんなユニークな体勢で私を笑わせてくれたよね。
今思えば、こんな風にして私の気をひこうとしてたのかしら。
私に気を許したのか、あなたは私の部屋にまで入ってきたね。
でも、あなたをこれ以上、私の部屋に上がらせておくわけにはいかなかったの。
大人には大人の事情があるから。
仕方なく、あなたには帰ってもらうことになったわ。
でもあなたはあきらめなかった。
何度も戻ってきた。
赤ちゃんまでつれて。
そんなに見つめないで
あっ。
もしかして。
狙いは私じゃなくて、
ダンナだった?