(12月15日付け、読売新聞オンラインより…)

嶋田さんの最後の「学級通信」を眺めながら思いを語る妻(10日、小田原市で)【読売新聞社】

神奈川県小田原市で10年前、小学校教諭の男性(当時51歳)が死亡したひき逃げ事件は15日、未解決のまま、過失運転致死罪の公訴時効(10年)が成立した…。

「救急車の中では、呼吸があった。すぐに通報してくれていれば、助かったかもしれないのに」。男性の妻(61)は癒えぬ悲しみ、やり場のない憤りを胸に抱えている…。(石塚柚奈)

被害者の嶋田孝行さんは2012年12月15日朝、小田原市の市道で、自転車で出勤中に車にはねられ亡くなった。近くの住民が路上に倒れた嶋田さんを発見したときには、車はすでに走り去り、30メートルほど引きずられた跡が残っていた…。

小田原署は、落ちていた車の破片などから、逃げた車の車種や色までは突き止めた。しかし、当時の人気車種で台数が多かったことに加え、目撃情報や周辺の防犯カメラもなく、絞り込みは難航。19年にはひき逃げの公訴時効(7年)が成立し、その後も逃走車を特定できなかった…。

事件の日は土曜。現場近くにはバス停があり、平日なら、通勤通学の人通りも多い時間帯だった。嶋田さんは学校行事の準備で、普段より30分早く家を出たが、腕時計を忘れて取りに戻り、再び家を出た後に事件に遭った…。

「あの日に限って……」。

いつもと少し違うことが重なっていた、、、

医師らの証言では、嶋田さんは救急車内で指を動かし、息をしていたという…。

「犯人を捕まえて報告するから。なぜ起きたのか、なぜ逃げたのかを聞かないと…」。

妻は遺影の前で誓い、情報提供を求めるビラも自分で作った…。

嶋田さんは神奈川県大磯町の小中一貫の私立校「聖ステパノ学園」で、体育の教師だった。児童や生徒の個性を大切にし、重い知的障害児らも積極的に授業に参加させていたという…。

夫の死後、手書きの「学級通信」を読んだ妻は「子どもたちに尽くしていたんだな」と感じた。同僚だった但馬勇さん(78)も「かけがえのない教育者だった」と悔やむ…。

神奈川県警によると、21年までの5年間に県内で起きた死亡ひき逃げ事件は33件。検挙率は100%だ。小田原署幹部は「可能な限りの捜査を尽くしたが、検挙に結びつかず、ご遺族の心情を察すると痛恨の極み。改めて被害者のご冥福めいふくをお祈りする」と語る、、、

妻は「ひき逃げは、殺人と同じではないか。時効が成立しても、遺族の思いは変わらない。犯人は名乗り出て真実を話してほしい」と訴える。。。

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…記事を読み終わってこれほど怒りに打ち震えたことはありません、、、

嶋田さんは大変立派な方で、奥さまのみならず、教え子の生徒の皆さんの悲しみもとても伝わってくるようでした。。。

これは先日も話させて頂いた世田谷一家殺人事件を含む悪質極まりない事件や事故についても言えるんですが、犯人が逃げ続ける限り永遠に一切時効を決めずにプレッシャーをかけ続けた方がいいと僕は思います。。。

"逃げ得"を決して許さず、逮捕の網を常に張っておくよう、強く訴えたいと思います。。。



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