(10月15日付け、西日本新聞より…)

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…組み立て式の反射望遠鏡を車に載せ、天体観測の依頼に応じる諫早市小長井町のアマチュア天文家、山口守さん(53)と妻の恵さん(52)の「移動天文台」が人気を呼んでいる……。

案内するのは街灯がまばらな諫早市の高来、小長井町から佐賀県太良町にかけての諫早湾沿岸。この春から始めて口コミで評判が広がり、旅館や公民館などで月に十数回の観測会を重ねている、、、

9月下旬、移動天文台が現れたのは小長井町。満月に向けた反射望遠鏡のレンズをのぞくと、白く輝く月面にクレーターがくっきりと見える…。

『次は星雲を見てみましょう…。』守さんが口径40センチの望遠鏡をくるりと北西の空に向けた。織り姫星として親しまれる1等星ベガに近いM57環状星雲…。
レンズに虹色の輪が映る。『私たちは、織り姫の指輪と呼んでいます…』と恵さん。。。

守さんの天体観測歴は40年以上。豊富な知識を買われ、諫早市・白木峰高原のコスモス花宇宙館が開館した1997年から20年近く天体専門員を務めた。守さんの影響を受けて観察を始めた恵さんも、昨年秋まで佐賀市の星空学習館に勤務していた……。

移動天文台を始めたのは今年4月…。
脳出血で倒れた守さんのリハビリを兼ね、小長井町の公民館に愛用の反射望遠鏡を持ち込んだ。やがて、太良町の旅館から『宿泊客に星空を案内してほしい…』と依頼された…。

移動天文台を可能にしているのは、季節や時刻で変わる星の位置が『全て頭に入っている…』という守さんの望遠鏡操作だ↓↓↓

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…一般の天文台は観測する星や日付をパソコンに入力してコンピューターでレンズを動かすが、守さんは要望があれば即座に望遠鏡の向きを変えられる…。
雲の動きを目で追いながら、わずかな隙間を捉える。人呼んで『星のスナイパー…』傍らで恵さんが星座の由来などを解説する、、、

写真共有アプリ「インスタグラム」などを使い、地元の星空の光景も発信している。天の川が広がり、15等星までの星が敷き詰められたようにきらめく。『街からこんな近くで、これほどの星を観測できる場所は少ない…。地域が誇りに思ってもらえれば…』2人は口をそろえる。。。

移動天文台の基本料金は10人まで90分5千円…。

=2018/10/15付 西日本新聞朝刊=

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…山口さんすご過ぎですΣ( ̄□ ̄;)゙゙

大病を経験しながらも、奥様と二人三脚で地道に頑張ってきた天体観測の世界、、、

星の位置関係を完全に把握していたり、望遠鏡の操作や奥様による解説など、何も大金はたいて大がかりな天体望遠鏡を作らなくても、星の世界って楽しめるんですね(*^ー^*) ゥンゥン゙゙

僕も機会があればぜひ、山口さんご夫妻による星の世界へのご招待、受けてみたいと思います(*゚∇^*)ノシ☆・゚:*:。★・゚;



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