(8月23日付け、熊本日々新聞より…)




…熊本県阿蘇市は22日、「天空の道」「ラピュタの道」などと呼ばれ観光客に人気だった市道狩尾幹線(延長5・8キロ)の廃止を検討していることを明らかにした……。
熊本地震などで大きな被害を受け、多額の復旧費に対する市の負担が重荷になるとして、国の災害査定申請を見送った、、、
阿蘇五岳を望む絶景が近年注目を集める同路線は、市西部の河陰阿蘇線と北外輪山大津線(通称・ミルクロード)の両県道を結ぶ。地震とその後の大雨で山腹崩壊や道路の亀裂、のり面崩落などが31カ所発生し、全面通行止めとなっている……。
市によると、復旧には工事用道路の新設や斜面を安定させる大規模工事が必要で、事業費は100億円を超える見込み。補助率の高い激甚災害の適用を受けても、市の負担は十数億円になるという……。
同路線は地震前から毎年のように災害が起きており、市は将来負担も考慮して国の災害査定を受けないことを決定。事実上、復旧を断念した……。
市は『地元の牧野組合員らが利用し、観光道路としても脚光を浴びていて残念だが、現実的に復旧は困難…』と説明。ただ、国は地震に伴い阿蘇地域での土砂災害防止事業を直轄で行うことを検討しており、同事業で復旧できないか要望する考えも示した。。。
同路線沿いのツツジの名所「長寿ケ丘公園」付近で起きた幅約100メートル、長さ約240メートルの山腹崩壊については、県が来年度に治山工事を実施予定。完了すれば、麓から同公園までの約2キロは通行できるようになる……。(岡本幸浩)

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…今も熊本城の受けた惨状はテレビでよく見かけますが、それ以外の地域が受けた被害ってなかなか報道がなく、実態が判らなかったんですが、こちらの狩尾幹線のように道路も山肌も痛々しく削られた様子を見ると改めて地震の恐ろしさを思い知らされますね。。。

観光スポットとしても人気を博した場所なだけに、何とかして復旧を、、、
…と目指した気持ちも分かりますが、国の援助を受けても県の負担が大きすぎるということで断念、といういきさつよりも、東日本大震災で被害を受けた場所が後世にその怖さを伝えるために残しだ震災遺構゙のように、ここもこのまま残せないものか??と率直に思いました……。

また舗装された道路以外は、元々は美しい自然形成物だったはずなので、これ以上、人の手が加わって欲しくないという思いもあります。。。

さて、皆さんならどんなご意見をお持ちでしょうか??



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