宇宙だって汚れていく。
最近、新聞やTV、ネットで 「スペースデブリ 」 という言葉を頻繁に聞くようになった。
僕が 「スペースデブリ 」という言葉を初めて聞いたのは、2000年頃。
「プラネテス 」という漫画。
スペースデブリとは、簡単に言うと 「宇宙のゴミ」 。
ガンダム世代の僕らにとっても、スターウォーズ世代のオッサン達にとっても、宇宙での戦闘シーンというのは、カッコよく憧れるものであった。
でも、実はこんな戦闘が地球圏で行われた日には、とんでもないことが起こる。
重力に支配される大気圏内での戦闘の場合、壊れた部品や戦闘機の機体は、爆散後、地球の重力にひっぱられ地表に落下する。
地球の重力の外、宇宙空間の場合、爆散した部品は、どこかの星の引力に捕まるまで、弾けた方向にひたすら進む。
これらのうち、地球の引力に捕まりながらも重力に引っ張られない微妙な位置で、衛星のように地球の周りを周り続けるゴミが スペースデブリ と化す。
現実に目を戻すと、人工衛星の打ち上げなどでたくさんのスペースデブリが発生している。
その量なんと4500トン。
このスペースデブリは何が問題かというと、、、、
デブリが大量に発生することにより、地球に住む人類が宇宙から完全に隔離されてしまうことにある。
なぜ隔離されてしまうのか?
このデブリは、地球の周りを凄まじい速度で身勝手な方向に飛んでいる。
人類が宇宙に飛び出す時、この高速で飛び交う総量4500トンものデブリの海を超えなければならなくなる。
このデブリがスペースシャトルに当たったら。。。
たった数センチのネジひとつが、とんでもない大事故を起こす。
国際宇宙ステーションだって、実際には地球の衛星起動を回っているだけ。
そして、仮に宇宙ステーションやスペースシャトルにデブリが衝突し、爆散を起こしたら。。。
中にいる人はもちろんアウトだけど、それ以上に問題なのが、「ケスラーシンドローム 」 という問題。
各個が勝手な方向に飛ぶデブリ。
デブリ同士が衝突することにより、更なるデブリの増加を招く。
いずれ地球圏は無数の極小のデブリに覆われ、人類は宇宙に出ていくことができなくなる。
宇宙開発は、人類にとって必達であると思う。
過去の自分たちの行いが原因で、人類は有限な地球に閉じこもらなければならなくなる。
・・・とかなんとか高尚な話をするつもりはなく、、、、
一度でいい。
いつか、宇宙に行ってみたい。
僕が宇宙に行けるくらいお金を稼ぐ前に、お願いだから宇宙をそんなに汚さないでほしい。
若いうちに宇宙に行くのが当たり前の時代であったなら、「デブリ」の回収作業をやるデブリ屋になりたかったなぁ。
最後に、2年も前のニュースだけど・・・
デブリってこんな感じってのがよくわかると思う。
ひとつひつとのサイズは、実際こんなに大きくないんだろうけど。
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中国の弾道ミサイルによる衛星破壊実験で発生した約10センチ以上の破片(デブリ)が地球の上空を大量に取り巻き、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星が危険な状態にさらされていることが米民間分析機関によるコンピューター画像の分析で明らかになった。
雲のような無数のデブリが北極から南極の上空を通る軌道をびっしりと埋めており、赤道に対して約50度傾いて地球を回るISSが、南半球の上空でデブリ帯を通過することがわかった。
分析したのは世界の宇宙機関や軍事専門家らに衛星解析データを提供する「CSSI」のトーマス・ケルソ博士。北米航空宇宙防衛司令部が正確に把握した大きさ10センチ以上と見られる517個のデブリの軌道データなどをもとに、日本時間先月12日の破壊から14時間の動きを追跡した。
破壊された衛星は高度約850キロにあったが、デブリの一部は破壊の衝撃で軌道を外れ、高度200~3500キロの範囲にまで散らばった。追跡できていない10センチより小さなデブリは、さらに数千個はあると見られている。