地震関係の話と、本来のテーマの教育についてしばらく平行します。

 今回の地震の範囲内には、福島第1原発のほかに福島第2原発、女川原発があります。
福島第1原発ばかり問題になっていますが、福島第2原発、女川原発は津波の被害を受けながら何とか停止したようです。

 爆発事故多発で福島第1原発は絶望的な感じですが、今回の事故原因は、津波の想定が低かったのがということに尽きるでしょう。
女川原発についていうと、慶長津波の9mで設計されたところに14mの津波が来たものの、原子炉建屋が14.8mの高さにあったので助かったというのが真相のようです。

 理論的には、津波対策をすれば運転再開なのですが、今回の大騒ぎを見るとちょっと不可能でしょうね。

参考

福島第2原発は停止
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110314-OYT1T00265.htm

女川原発
 慶長地震津波(平均潮位より9.1m高く、引き波は7.4m低くなる)と同程度の津波に対しては、女川原発は備えは十分だったのだが、今回の地震による津波は、その予想規模を越えたので、津波による被害が出た。
 それでも、元々平均潮位より14.8m高い位置に原発の建物を設置していたため、福島第一原発で起きたような、致命的な打撃を受けることはなかった。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/03/post-5e9f.html


津波の高さがようやく判明しました。福島で14メートル以上、女川で敷地標高14.8メートルぎりぎりだったことが伝えられました。
・「東電は当初、津波の高さは第1原発では10メートル、第2原発では12メートルだったとしていたが、その後、両方とも高さ14メートル程度まで津波の痕跡があるのを確認したという」
・「想定していた津波の高さは、▽福島第一原発では最大5.7メートル、▽福島第二原発では最大5.2メートル」
・女川原発の敷地は14.8メートルの高さにあり「過去最大の津波を9.1メートルと想定して設計された。
http://news.livedoor.com/article/detail/5432296/