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カメラマンの独り言

「カメラマン」「経営者」としての独り言を
だらだらと、そしてつらつらと書いています。

昨日、親子遠足の撮影で公園に行きました。

元気よく遊び、親子でお弁当を食べる姿を撮影し一段落。

ふと見上げると木々が赤く染まり始めている。

しばし呆けつつ眺めていたら「そう言えば何年も何回もここに来て撮影しているよな…」と思い出にふけっておりました。

ここで初めて撮影した園児はもう中学生くらいかなとか、その子はその時のことを覚えているかなとか…。

「この秋」も何年かすると「あの秋」になる

園児の方を向き直し、

「この秋はどれだけの思い出を作れるのかな」
「どれだけの想い出を撮影できるのかな」

と考えている自分って、もしかしたらカッコいいのかなと「秋と自分に酔った」一日でした(笑)。

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このところ台風が多く風情に浸れない日々が続いていますが、それでも街を歩けば日増しに「秋」が濃くなってきました。

最近、ちょっと街から外れると「とんぼ」をよく目にします。

このとんぼ、海外では不吉な虫として嫌われているところが多いのですが、日本では小さな頃は「遊び相手」として、大きくなってからは「秋の風物詩」「環境の指針」などとして身近な存在でもあります。

また「前にしか進まず、退かない」という事から「不転退(退くに転ぜず、退却をしない)」の精神を表すものとして「勝ち虫」と呼ばれ、一種の縁起物としても知られています。

ちなみにとんぼは、飛んだ瞬間にトップスピードまで達し、そのまま全方向に急速旋回が可能、そして瞬時にホバリング状態になることもできる生物。

環境の変化に適応しながら長所を最大限伸ばし短所を補って進化してきたとんぼ。

とんぼを見つめながら「人生においてもそうでありたいな」としみじみ考えてしまうのも秋ならではなのかもしれません。

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無菌室で育った人間は、表に出たとたんに死んでしまうんです。

バイキンと戦うことで免疫ができるし、丁度いいバランスでバイキンと戦えている状態が「健康」なんだろうと思います。

やなせたかし

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アンパンマン程、子供の心を掴んだキャラクターっていなかった気がします。

なぜ?どうして?はわかりませんが、今どきのお子さんは必ずアンパンマンで育てられているように感じます。

仕事柄、アンパンマンのキャラクターには本当にお世話になっています。

遅ればせながら、ご冥福をお祈りいたします。

画像:フリー素材より

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快晴の元での遠足。

みんな思い思いに楽しんでおりました。

それを愛おしそうに眺めていた「うろこ雲」。

うろこ雲は「秋」のイメージがありますが、基本的に年中存在しています。

ただ春や夏は陽射しが強く、細かいチリやホコリが舞い上がりやすいので空気が濁り「見えづらくなっている」だけ。

なので空気が澄んでいる「秋」にはよく見えるのです。

…夕方遊び疲れた頃、うろこ雲がオレンジ色に染まり、それを見上げつつ「サンマ」の灼ける匂いがしてお腹が減ってくる。

友達と別れ早足で家に帰ると、お袋が「焼き芋」をかじりながら夕飯の準備をしていた…。

それぞれ「秋」の思い出はあると思いますが、「季節」を感じる物が少なくなりつつある昨今、たまには「四季」をじっくり感じるのも楽しいものです。

ただ…。

うろこ雲を見る度に「うろこ雲が出た3日のうちに雨が降る」ということわざを思い出し、仕事柄、戦々恐々としますが…(涙)。


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弊社は写真撮影だけでなくビデオ撮影、編集販売なども手がけております。

自分がパソコン好きだった関係もあり、ビデオの編集も本当に早いうちから「ノンリニア(パソコン上での編集)」をしておりました。

現在もブライダルやピアノ・バレエなどの発表会、幼稚園の発表会などを写真撮影とともにビデオ撮影も行っています。

ただ、幼稚園の場合「発表会以外」ではほとんど撮影に行っておりません。

よく保護者から「なんで松本さんの会社がビデオ撮影しないんですか?」と聞かれることもしばしば。

今回はその「なんで」についてツラツラ書かせていただきます。

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さてビデオ撮影、販売となるとビデオ機材や撮影・編集における人件費でどうしてもある程度は必要経費がかかってしまう。

撮影してDVDやブルーレイ1枚にして納めるなら、その全額をご請求するのだが、例えば幼稚園で「希望を募って販売」という場合「下限」がわからない。

大体「園児数の3割が購入する」という目安で「1枚単価」を出しているのだが、それでも赤字になる場合がある。

VHSの時代から今に至るまで相変わらずコピーをされるので、それも考えるとかなり売れる見込みが無いと怖くて簡単には引き受けられない。

…という事を10年くらい前、ある幼稚園の園長にご相談させていただいたことがある。

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その園長は「購入者の園児にリボンをつけ、それ以外の園児は撮らない様にすればいいじゃん?」とアドバイスを下さった。

で、試しに大きな遠足行事でその方法をやらせて頂いた。

「買わないと映さない」となれば多くの方が購入していただけるので、確かに前年度より売り上げは上がった。

ところが実際当日に撮影した「私」の気持ち中にはモヤモヤとイライラがすごかった。

例えばね、目の前に4人の園児が来てくれたとする。

右側からゆっくり流して撮影していきながら、リボンが付いていない園児をとばして撮影。

お弁当を食べている時も、リボンをつけていない園児がどんなに自分に対してアピールしても撮影をしない。

もうね、途中でこの撮影方法に耐えられなくなって、帰ってきてからしばらく落ち込んでいたんです。

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確かにこのやり方なら売れる。

先に「どれくらいの売り上げがあるか」がわかるから、赤字なら断ることだってできる。

本当に「会社」としては無駄がなく、先生には手間をかけさせてしまうが、安心して撮影はできる。

でも「映らなかった子供」の気持ちはどうなるんだろう?

映して欲しくてじゃれついてきた園児たちを、親が購入しなかったからと撮影しないなんて私には絶対に無理です。

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一度ね、本当にあったんだけど、小学生になったとき病で亡くなったお子さんがいて、当時購入しなかったビデオや写真を、会社で嗚咽を抑えながら探していた後姿を見たことがある。

映さなければ何も残らない。

映ってさえいれば、後で役に立つかもしれない。

もしかしたら事情があってその時に購入できなかったのかもしれない。

自分のビデオカメラで撮影するからいいやと思って注文しなかったが、当日急に来られなかったりトラブルがあって映像を残せないかもしれない。

もうね、そう考えると「買った人だけ撮影する」という方法が、例え売り上げが上がらなくてもコピーされても、自分の「美学」からは無理だなって。

だってね、目の前で並んでいる園児たちの中に1人リボンをつけていない子がいたら、どんなに素敵な笑顔でも「いなかった事にして撮影する」なんて無理。

結局この方法、2年くらいやってみたんだけど、やる度に「自分の心の何か」がすり減るような気がして一切やらなくなりました。

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今お付き合いのある幼稚園でもいろんなイベントを頼まれる時がある。

前記した方法で撮影の依頼を受ければ、全部のイベントで売り上げが上がるんだろうと思う。

でも、どうしてもできない。

素敵で無邪気な笑顔を向けている子供を「撮らない」なんて自分には無理だから。

「絶対に買わない」という親御さんだとしても、自分は「その子のため」に撮影しておきたい。

自分が大きくなったとき、もしかしたら「幼稚園の頃の映像が…」なんてあるかもしれないから。

その時に「当時保護者からの注文が無かったから撮影していなかったんだ」とお友達の笑顔ばっかりのビデオみたら、自分なら辛くて死んじゃうかもしれない。

私は保護者のためにも撮影しているが、正直「本人のためにも撮影」していたいと思っているから。

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そんなんじゃ経営者として失格、会社のためを考えればそういう事も我慢しなければだめだ…、というのなら、私は社長を辞めて会社を絶たんでもいい。

確かに会社だから綺麗ごと言っている場合ではなく「利益」を出さなければならない。

でも「自分の心の何かをすり減らして」まで利益を求めたくはない

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その時に注文しなかったのは「保護者」。

被写体である「園児」は欲しかったのかもしれない。


そう考えると、この販売方法は今後もやらない方向で仕事をしていきたいと思っている。

全員が購入しても、全員が満足できるようなビデオを今後も作っていきたいと思う。

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電話でお話ししている相手は誰なんだろう。

パパかな?
ママかな?
おじいさんかな、おばあさんかな…?

もしかしたらシンデレラや白雪姫と話しているのかもしれない。

この電話って絵本の中やテレビの中にまで繋がるんだろうな…。

パパもママもそんな素敵な電話は持っていない。

でもそういう電話って、みんな昔は持っていた気がする。

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久々にブログらしいブログなんかを書いてみる。

分類としては「エッセイ」にしておきます。

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久しぶりにラッパの演奏することになり、20年以上前に音楽を学んでいた頃使っていたエチュード(練習曲本)を開いてみた。

1ページ目を開いたところに師匠の字でこんな言葉が書かれていた。

「Musician ship(ミュージシャンシップ)」

はて、これは何だったっけなと思い返してみて、今更ながらこの言葉の「重さ」に気が付いた。

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この「ship」とはスポーツマンシップの「シップ」。

高校野球の選手宣誓などでよく耳にすると思う。

で、これを調べてみるとこんな事が書かれていた。

-----以下引用

スポーツマンシップとは、スポーツのルールを遵守してゲーム(競技)を行っていくうえでの根本的な姿勢をいうものである。

これはスポーツを実際に行う選手に限らず、選手を指導するコーチや監督、またスポーツに応援という形で間接的に関係するファンをも含めて求められる傾向がある。

一種の「美学」「マナー」としてもみなされる。

スポーツマンシップは、スポーツをすること自体を楽しみとし、公正なプレーを尊重し、相手の選手に対する尊敬や賞賛、同じスポーツを競技する仲間としての意識をもって行われる活動であるという姿勢となって表される。

-----引用終了

つまり「シップ」とは、それを行う上での根本的な姿勢を問うものであり、それ自体を楽しみ、公正で、相手に対する尊敬や賞賛、同じ事を行う仲間としての意識を持つことなんだよね。

最初に書いた「Musician ship」とは、音楽を演奏したり聞いたりして楽しみながら、演奏者や観客に対して尊敬や賞賛を持ち、同じ仲間として意識し、演奏することに「美学」を持ちなさいという事になる。

さすが師匠…、恐るべし…(汗)。

…で、ここからが本題。

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この「シップ」って、実は何にでも当てはめて考えることができる。

例えば私の今の職業である「カメラマン」に「シップ」をつけてみる。

これを考えると、おのずと「自分の立ち位置」がわかってくる。

普通の「カメラマン」なら「良い写真」「感動する写真」を撮影していればよかった。

ところがプロとして「カメラマンシップ」を考えるとそうはいかない。

調べた部分に当てはめれば、カメラマンシップとは写真撮影や作品を見ることを楽しみ、被写体に対して尊敬の念を抱き、マナーを守り、それを「美学」とする。

これが「カメラマンシップ」なんだと思う。

このシップを広義に考えれば「社長シップ」「管理職シップ」「営業シップ」「現場シップ」…、普段の生活で言うなら「大人シップ」「男シップ」「女シップ」、「夫シップ」「妻シップ」「子供シップ」…というのも必ずあるはずなんだよ。

どうだろう、ちょっと自分を振り返って考えてみては…?

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この「シップ」を一言でいう事は難しいかもしれないが、私(松本)的な解釈でいえば「美学」なんだろうと思う。

その美学が、それぞれ何かは皆さんで考えていただくとして、なんにせよ自分の仕事や行動全てに「シップ」を付けてみてほしい。

私はこの先、社長を引退するまでは「社長シップ」、カメラを置くまで「カメラマンシップ」、そして死ぬまで「男シップ」を貫いて行けたらと思う。

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森や林、公園に「どんぐり」が落ち始めました。

このどんぐり、なぜか妙に「可愛い」。

帽子を被ったように見えるし、長細い姿も愛おしい。

それを敏感に感じるのか、子供達ってとにかくどんぐりが好き。

どんぐりが落ちているとポケットいっぱいにしつつ、袋にまで入れて取ってくる。

食材にならない事もないが、そんなにいっぱいどんぐりを拾ってどうするんだろうと…(汗)。

…で、考えた。

通常、植物の繁殖方法は風や虫や動物を使っているけど、どんぐりだけは「人間の子供」を利用しているのではないかと…。

自らを「可愛く」装い子供達に拾わせて、忘れちゃったり飽きちゃったりして捨てられる。

遠い所に遊びに行って、いっぱい拾って帰ってきて、結局捨てられてそこで繁殖…。

…凄い。凄すぎる…。
…これ、ものすごい発見では無いのか?

どんぐり…、あなどりがたし…(汗)。

うっしゃぁ~!

三ヶ月くらい先の「サイエンス雑誌」に掲載してもらうために仕事差し置いて研究すっぞぉ~!

掲載されたら、プロフェッサー松本と呼んで下さいね(笑)。

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ちょっとませたガキんちょだった中学生時代。

なんとなく気になっていた女の子と一緒に帰った。

薄暗くなるまで話をしていたので喉が渇いた頃…。

「ジュースでも買ってきてやるよ」

そう言って自販機でコーラを買った。

「わりぃ、これ買ったら売切れちゃったよ(笑)」

そう嘘をついて二人で飲んだコーラの味はいつもより甘かった。



…じ、自分だって可愛い頃もあったんだよぉ!(汗)

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