9月にブログを1件も書けないまま(無念)、2年2ヶ月のバングラデシュ駐在を終え、プラン・ジャパンのO職員とともに9月30日に成田空港に到着。
3日からプラン・ジャパン事務局で、報告書の取りまとめにかかっています。
駐在最後の2週間は、ハプニングの続出。(← ブログ未更新の言い訳)
2ヶ月以上前に予約していたゲストハウスが、直前に予約を反故に
全国規模のホルタル(ストライキ)のせいで、JICA職員同行の視察(終了時調査)日程を最終週に再調整することに。
そして何故か、最終週に食中りで2回もおなかを壊す羽目に・・・
などなど、色々ありましたが、無事に帰国することができました。
そんな訳で、「バングラデシュ滞在日記」もこれが最終回。
緩い更新頻度にもかかわらずアクセスいただき、ありがとうございました。
プロジェクト成果については最終報告会(※最下部を参照)で報告するので、
最後は9月に視察したフィールドの様子を紹介することにします。
食べる前には、石鹸と水を使って手を洗おう!
学校を訪問すると、クッキーなどを振る舞われることが多いのですが、
JICA職員が終了時評価で訪問した学校では、子どもクラブ・メンバーが水差しと桶、石鹸を持って巡回。
子どもたちに見つめられる中で手を洗うのは、「正しい手の洗い方」かどうかを観察されているようで、私としても少し気恥ずかしく、緊張もします。
別の学校では、教師や学校運営委員が「もちろん実践していますよ」と、教室の外で手を洗っていました。
彼らは子どもクラブとともに衛生普及を促進する側。有言実行ですね
「ロ~ンドン橋が落ちる~」方式・身だしなみチェック
ある学校では、子どもクラブの男の子メンバーが「身だしなみ確認ゲーム」を実演してくれました。
① 2人組が手で作ったアーチを、歌を歌いながら他の子どもたちがくぐりって通る
② 歌が終わった時、2人組がアーチを閉じ、1人の子どもを捕まえる
③ 2人組が、捕まった子どもの衛生状況を確認する
※「爪を見せてください」「歯を見せてください」など、1回につき1つだけ確認。
本当はもう少し参加者が多い状況でやるため、捕まる確率も下がるのですが、
今回は少人数だったためか、順番に捕まっている様子。
そして、捕まった子どもは、なんだか?嬉しそう・・・
道具もいらず、遊びながら衛生意識啓発と身だしなみの確認もでき、
「よくできました」の事例の1つといえるでしょう。
ステークホルダーへのヒアリング
学校によっては、教員室が狭くて人が入りきらないこともあり、校庭の木陰に場所を移すこともあります。
外に場を設けると、「外国人」への関心も手伝い、子どもを含め、徐々に人の輪が広がっていきます。
たまに声が聞き取りにくいという難点もあるものの、より多くの人が色々な発言に耳を傾ける機会ともなり、個人的には好きなスタイルです。
今回は、教師や学校運営委員が2年間での変化・改善点を列挙するたびに、後方でうなずく住民たちの姿も視界に入りました。
衛生面や出席率・修了率の改善について感心したコメントをした際の、教師や学校運営委員会、そして集まった住民たちの嬉しそうな顔が忘れられません。
この笑顔が、彼らの今後の活動継続の源となることとでしょう。
本日の一句
<口髭の 有無も見落とす 切迫感>
3月から半年振りに出張してきたO職員は、相棒のジルール(水と衛生分野のアドバイザー)の口髭が消えていることに気付き、ビックリ
そして、それを聞いた私の「あれ~、本当だ。いつ剃ったんだろう?」というコメントに、さらにビックリ
イード休暇明けから何度もひざを突き合わせて打ち合わせをしていたのに、
余りにもドタバタしていたためか、本当に気付きませんでした・・・
(髪を切ったときや眼鏡のツルが壊れたのにはすぐに気付いたのに~)
口髭については気付きませんでしたが、フィールド視察中はよく観察し、
学校関係者やスタッフにきちんとフィードバックしていたこと、信じてくださいね!
お知らせ:
本文でも触れたように、以下の日程でプロジェクトの最終報告会を実施します。
平日の夜ですが、ご都合のつく方はどうぞお申し込みください。
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日時: 11月9日(水) 19:00~20:30
場所: プラン・ジャパン事務局
定員: 40名(要・申し込み)
(詳細は別途ホームページで紹介予定)
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