寺山修司が23才の時に書いた芝居、
「血は立ったまま眠っている」を観てきました。
ジャニーズの森田剛が主演ということで、
チケットとるの、たいへんでした。
わたしたちのお目当ては、窪塚洋介
わたしは電話がけ1時間でリタイア、
窪塚洋介を愛する友だちが、
1時間5分目でゲットしました。
この5分差は、愛の深さの差の5分なの。
開演前に舞台の奥が開くと、
そこは「ふつうに外」でした。
外から役者が出てくるのね!
この演出、
むかーしの花園神社の赤テントみたい!
と、久しぶりのアングラの匂いに血流が速くなる。
そして始まった芝居は、
ああ、なんてなんて懐かしい、
「わけわかんない若さ」
そして、ひというのは、
誰もがどこか異形であるということ。
蜷川幸雄さんは今回、
窪塚・森田・寺島しのぶたちの世界と、
まるで昔のサーカスのような人間たちの世界を描き、
最期に融合した。
ふつうの見め形をしたひとたちの心と世間の「異形」
とても小さい人、がりがりにやせっぽちな人、
いつもパンツに手をつっこんでいる猫殺しの少年など、
はっきりと形でわかる「異形」
マザーグースの、
「きれいはきたない、きたないはきれい」
が、出口を持たずにさまよう。
「自家中毒」の世界です。
窪塚洋介と寺島しのぶがよかったなぁ。
窪塚洋介の凄みと美しさはわかっていたけど、
寺島しのぶもそうだったので、驚きました。
彼女は、芝居がうまいのではなく、
どうしようもなく魅力的な人なんですね。
ちょっと他には思いつかないくらいの、でした。
そのふたりが芝居の中で、
他人でありながら「血でつながる」わけです。
23才の寺山修司は、
そんな狂おしい恋愛をしていたのでしょうか。
森田剛もよかったです。
「そうか、ぼくは自由に恋していたんだ!」
と叫んだとき、
ベタだなぁと憎まれ口を叩きながら泣きたくなる、
そんな気持ちになりました。
この伝説の芝居のずっとあと、
わたしがハタチそこそこのときに、
寺山修司への鎮魂歌のごとき芝居が生まれました。
北村想 「最期の淋しい猫」です。
「アリス、ぼくたちは血ではなく、骨でつながろう!」
と主人公は叫びました。
かくも若さは切ないです。
しかし年を経ても、それは消え去ることはなく、
そうしてずっと切ないのです。
自家中毒ではなく、
「酔い」に変わりますが・・・
「血は立ったまま眠っている」を観てきました。
ジャニーズの森田剛が主演ということで、
チケットとるの、たいへんでした。
わたしたちのお目当ては、窪塚洋介

わたしは電話がけ1時間でリタイア、
窪塚洋介を愛する友だちが、
1時間5分目でゲットしました。
この5分差は、愛の深さの差の5分なの。
開演前に舞台の奥が開くと、
そこは「ふつうに外」でした。
外から役者が出てくるのね!
この演出、
むかーしの花園神社の赤テントみたい!
と、久しぶりのアングラの匂いに血流が速くなる。
そして始まった芝居は、
ああ、なんてなんて懐かしい、
「わけわかんない若さ」

そして、ひというのは、
誰もがどこか異形であるということ。
蜷川幸雄さんは今回、
窪塚・森田・寺島しのぶたちの世界と、
まるで昔のサーカスのような人間たちの世界を描き、
最期に融合した。
ふつうの見め形をしたひとたちの心と世間の「異形」
とても小さい人、がりがりにやせっぽちな人、
いつもパンツに手をつっこんでいる猫殺しの少年など、
はっきりと形でわかる「異形」
マザーグースの、
「きれいはきたない、きたないはきれい」
が、出口を持たずにさまよう。
「自家中毒」の世界です。
窪塚洋介と寺島しのぶがよかったなぁ。
窪塚洋介の凄みと美しさはわかっていたけど、
寺島しのぶもそうだったので、驚きました。
彼女は、芝居がうまいのではなく、
どうしようもなく魅力的な人なんですね。
ちょっと他には思いつかないくらいの、でした。
そのふたりが芝居の中で、
他人でありながら「血でつながる」わけです。
23才の寺山修司は、
そんな狂おしい恋愛をしていたのでしょうか。
森田剛もよかったです。
「そうか、ぼくは自由に恋していたんだ!」
と叫んだとき、
ベタだなぁと憎まれ口を叩きながら泣きたくなる、
そんな気持ちになりました。
この伝説の芝居のずっとあと、
わたしがハタチそこそこのときに、
寺山修司への鎮魂歌のごとき芝居が生まれました。
北村想 「最期の淋しい猫」です。
「アリス、ぼくたちは血ではなく、骨でつながろう!」
と主人公は叫びました。
かくも若さは切ないです。
しかし年を経ても、それは消え去ることはなく、
そうしてずっと切ないのです。
自家中毒ではなく、
「酔い」に変わりますが・・・