窪塚洋介ファンの友人のミッション、

(=こっちじゃ上映しないからパンフレット買ってきて)を受け、

1975年生まれの冨永昌敬(まさのり)監督映画、

太宰治原作「パンドラの匣」を観てきました。

太宰ファンだった木村庄助の日記を元に、

太宰が書いた小説です。


思いがけず、いい映画でした。

「太宰治のサニーサイド」とは名言です。


元になった木村庄助の日記を、

「今時のブロガーと同じじゃないか」

と読んだ監督がすごいです。





舞台は終戦直後の結核療養所「健康道場」。

兵隊にも行けない「役立たず」の共同社会では、

塾生(患者)と看護婦たちは、

互いをあだ名で呼び合う・・



チョコなるほど、そうだったのか


天童荒太さんの小説「永遠の仔」を思い出しました。

親の虐待による、

精神的な病をもつ子どもたちが施設で暮らしていて、

そこで、「ジラフ」「モウル」とあだ名で呼び合うんだけど、

親がつけた名前から切り離す記号として、

衝撃の設定でした。


それがきょう、

「もしかして天童さんは、

太宰からインスパイアされたのかな?」

とひらめき、 

互いをあだ名で呼び合うその設定を、

当時、「不自然」と批判する人もいたけど、

不自然でも、これは事実なんだと、

すっきりしました。