こんばんは。
久しぶりの更新です。
依頼制作をしておりますので、ロータス72は滞ったままです。
その、依頼制作第一弾がこの「DUCATI DIAVEL」。
いつものように、模型を改造して現車と同じようにカスタムして制作します。
依頼主から送られてきたのが↑画像の模型。
maistoというメーカーの完成品です。
画像の現車と比べると、良く似ていますが・・・・
フロントビューは、全くの別物。
模型は「前期型」、依頼品は「後期型」
後期型の模型が存在しない為、改造するしかありません。
依頼時での大きな違いは、
①ライトカウル
②サイドカウル
③マフラー
の3点。
その後、ショップでさらにカスタムされるという事だったので、
④カスタム後の変更点の制作
カスタム後の画像を待つ間に進められる部分を作業しておきます。
①ライトカウルの改造~ヘッドランプの制作。
後期型のライトカウルはR面、逆R面、エッジ、逆エッジ、平面・・・と
なかなか複雑な外観。
元の部品にプラ板を接着し、複雑な面の骨格を形成しつつ、ヘッドライトの輪郭を決めていき、
ポリパテで形状を微調整していきます。
形が決まったら、ヘッドランプの輪郭より内側をくりぬき
ランプユニットをポリパテとプラ板で作っていきます。
ライトカウル側には剥離剤を塗布しているので、硬化後には剥すことが出来ます。
何度もパテ盛り、サフチェックを繰り返してランプユニットが出来上がり。
ランプユニットも非常に複雑な形状ですねー。
通気口ありで、ランプユニットも2分割構造。
通気口を空けてから、分割線をタガネで筋彫ります。
筋彫ったら、作ったユニットをベースにしてヘッドランプレンズを塩ビ板(t=0.3)で
ヒートプレスして作ります。
テールランプもお湯丸君で型取り→お湯丸君の型にポリパテ充填して型を作り
テールランプレンズも同時に作ります。
レンズが出来上がったら、ユニットのリフレクターを再現していきます。
実車のカタログを参考に、ルーターで彫り彫り・・・・
こんな感じで、ランプユニットの原型が出来上がり。
ここから、下地修正→グロスブラック塗装→メッキ調塗装(ミラークローム)と進めます。
やっとこさ、ライトカウル&ヘッドランプの出来上がりー。
更に、インストルメントパネルカバーの形状も全く違うので作り直しました。
②サイドカウルの改造
サイドカウルは下半分の形状が全く違います。
輪郭はほぼ同形状なので、輪郭部分を残し切り取り、プラ板とポリパテで形を作っていきます。
サイドカウルの中にチラっと見えるラジエータは
ジャンク品のラジエータをお湯丸君でコピーして、ポリパテで作ります。
最後に、Frターンシグナルランプを透明ランナーの削り出しで作って
サイドカウルの出来上がり。
③マフラーの改造
マフラーはサイレンサー部分が形状やフェアリングを含め全くの別物。
これも、ポリパテでフェアリング込みで形を作っていきます。
上下同時に形状修正するのは難しいので下側のサイレンサーは切り取り、
上側のサイレンサーは長いので現車どおりに端部を斜めにカット。
切り取った下側は単品で形状修正して合体させます。
形が出たら下側を合体し、出口部分に色々と開口して出来上がりです。
④カスタム後の変更点の制作
セパレートハンドルに交換されていましたので、切り刻んで
プラ角棒の削り出しや丸棒で再現。
ライトカウルには角が生えてましたので、プラ丸棒の削り出しで再現しました。
画像は現車のみ、制作過程の画像は撮り忘れてるみたいですw
その他のカスタムは塗装の変更がメインでしたので塗装作業へ。
燃料タンクのピンストライプは紫に塗装してからピンスト部分に細切りマスキングテープを貼り付けて
ボデーカラーのブラックを塗装。
フレームも紫へ塗装。
シートのステッチも再現。
マフラースプリング取付、クラッチカバー形状変更+クリアクラッチカバーに改造。
ミラーの形状修正+ステーの作り直し、ブレーキディスクは穴あけ加工。
左側のシフトリンクを真鍮線や真鍮パイプで制作、
右側のリヤブレーキペダルを真鍮線と真鍮パイプで制作+フットレストをプラ板で制作。
フロントブレーキ周りのパイピング。
デカールはナンバープレートを含め描画ソフトで描いて、ホワイトデカールに印刷して制作。
という事で、完成画像です。
まだまだ細かい作った部品や改造点があるのですが、記事が長くなりますので割愛します(笑)
ボデーカラーが艶消しなのは楽ですねーwww
さて、
あと依頼制作のバイクが3台、内1台がカスタム制作となりました。
気が向いたらまた、その制作過程をUPしようと思います。
それでは皆様、良いお年をお迎えください!!!
















































