雨、が降る音や匂い、薄暗くなって手元に集中できるあの時間が好きだ。

しかし「洗濯物今日干されへんやん」「今日ややこしい荷物持ってかなあかんのやけど」の、あぁ、、雨か、、、も激しくわかる。

近頃の猛烈な雨に浸された町、一方降らなくなってしまった地域の報道からもこのごろの雨にまつわる話題が災害ばかりで心が痛い。

だからこそ、ちゃんと畏れつつ、恵みであることにも思いを馳せたいとは思っていて。

 

面白いコトや繋がりを、私自身楽しみに訪れている”ノミガワスタジオ”の運営をされているスタジオテラの石井さんが登壇されることで情報を知り、このたび”第14回雨水ネットワーク全国大会2024”に参加してきました。

 

ゼロメートル地帯である水害も多い墨田区が雨水利用をすすめていることは、本を読んで知っていて、元墨田区職員だった村瀬誠さんの奮闘や、雨水市民の会 笹川みちるさんたちが伝え続けている活動の成果からも、墨田区にはたくさんの雨水利用設備が点在している。

両国国技館のように大規模な雨水利用設備や(設計図書き換えてまでもその設備を付けての建設に振り切ったらしい!)、家庭レベルでは雨水タンクの天水尊や路地尊があって「すみだ雨水まちあるき」という雨水利用スポットマップも作成されて、セルフ街歩きもできちゃいます。

 

2日間にわたるセッションで聞いたさまざまな水やまちづくりの専門家たちの、めちゃくちゃ面白い話の中では、一時貯水して排水や、しみこませてゆっくり雨を流すことで一気に流れ出るのを防ぐことが水害にも有効との話もあって、近年の豪雨災害が増していく中でも、人が都会で暮らしていく道はあるのかもという希望は見えてくるのでした。

 

雨の時は洗濯をしない、お風呂の水は排水しない(晴れている時に流す) など、小さなことでもなにかできる!天水尊や雨樋プランター設置や、染み込ませたり樋に流す設備の”雨庭”をつくったり。しかも各自治体で助成も出るところも多い!うち社宅だからいつかになりそうだけど雨庭考えたいなあ。

 

色々とその後、登壇者の方々とお話しさせていただいていたら、なんと私が初めてノミガワスタジオ(棚主制度があって)で購入した、雨のいろいろがてんこもりの本「雨の事典」は、そこの棚主をされている笹川さんの棚からのものでした、、、!繋がったね!などなど盛り上がった(私の気持ちも)のでした笑

 

「流せば洪水、溜めれば資源」を心に刻んどこう。。。

 

ちなみに、私が好きな雨の話では、

雨降りはじめの匂いはペトリコールと言われギリシャ語で「石のエッセンス」の意味、

雨上がりの匂いは、ゲオスミンと呼ばれ、これまたギリシャ語で大地の匂い、と呼ばれるとのこと。

 

そういえば昔、オンラインで占いをしてもらった時、こんなに雨や水好きなのって、水辺に住んだほうが気の流れいいのか?と相談しようと思った矢先「ちょっと始まる前に見えたので先にお伝えしますが、あなた水の神様に仕えていた天使でしたよ。」と言われ。うそやろまだなにも話してないのに。。。!と、そこから水への敬虔な祈りを捧げております。

どうも申し遅れました。以上、自称水の天使からでした。