第2回菖蒲のお茶席でした。
お店前のディスプレイも素敵。毎月伺えるのが楽しい
西洋アンティークのお店です。
店内には、花菖蒲。活けられているのは、なんとラリックの水盤。
裏側に加工があるので、照明を反射してまるでシルバーのようでした。
縁取りのシルバーにも、同じ花が文様となっていて、凝った作りです。
これに、鶴屋八幡さんの「あやめ」を盛り付けてくださいました。
黄色の黄身餡がとても美味しい。
お菓子だけ出したものがこちら。
干菓子もシルバーウェアで杜若と八ッ橋をイメージして、盛り付けました。
伊勢物語で在原業平が詠んだ歌「唐衣 着つつ慣れにし・・・」は
杜若。場所は、三河の八ッ橋。
菖蒲、花菖蒲、杜若の見分け方もご紹介したので、まつわるものをと
準備しました。
ちなみに、聖護院八ッ橋さんが「八ッ橋」のもとで、八橋検校に由来します。
元々の形は、お琴を模ったようですが、橋にも見立てられたそうで
パッケージには杜若と八ッ橋のイラストがあるのですよ。
こういう遊びが、楽しい。
さて、今回のウェルカムドリンクは、バラのジュース。
後味が何となくバラを感じる程度で飲みやすいものでした。
グラスは、サンルイ。
個人的には、バカラより素晴らしいと認識しており、とても贅沢な組み合わせでした。
茶道具の変遷と、歴史的な銘品やエピソードをお話したので
銘の付いたお茶杓や、天目茶碗、黒楽茶碗を持参しました。
・なぜ茶の湯と言えば、利休を思い浮かべるのか
・流派のこと
・利休の好みは3つに分けられる
・茶道具の歴史的名品と、まつわるストーリー
・菖蒲と花菖蒲、杜若の違い
・なぜ未だに「利休好み」が使われるのか
などなど盛りだくさんにお話しました。
忠臣蔵でおなじみの赤穂浪士が討ち入りの当日、あるものの代用品にしたものや
利休が淀川を下る時の弟子2人の見送り、徳川家康と蒲生氏郷による
少庵召出し状のこと、「利休に尋ねよ」裏話など。
さて、お抹茶は2服点てていただくのですが、1回目は利休型中棗。
2回目は、キャディーボックスに。コーヒーフィルターを入れて、その中に
お抹茶を入れたもの。面白いですね。
最後は、Violettaさんアレンジの抹茶ラテ。
こんなに簡単においしく、ほろ苦いお抹茶の風味はそのままの
抹茶ラテができるなんて思いもしませんでした!
私もすぐ、自宅で再現し取り入れています。皆様にもお勧めです^^
以前、ヴィオレッタさんのジュエリーセミナーでご一緒だったTaeさんとも再会。
相変わらず美しいTaeさんは、今銀座で素敵なお洋服を扱うお店
「ボナスパジオ」の店長さんなのです。
お越しくださって、本当に嬉しく思いました。
さ次回は6/4(土)アジサイを愛でるお茶席です。
お茶会へ行ってみましょう、という服装他マナーとお作法の練習です。