彼女と、もうすぐで、はじめてのキス!というところで、
彼女のほうから、ストップがかかってしまい、
キスができずに、気まずい空気のまま、
バイバイしてから、1週間が経ちました…。

あれから、逢うことも、電話もメールも、一切なく、
このまま、彼女からの連絡を待っていたら、この恋、自然消滅、間違いなし!
っていう局面を迎えました。

そこで、ぼくは、意を決し、彼女に、メールを出してみた。
[この前は、ごめんなさい。また逢ってくれませんか?]

メールを送信すると、すぐに、彼女から電話がかかってきた。
『わたしのほうこそ、ごめんなさい。
 わたしのこと、好きだから、キスしようとしてくれたんだよね?
 それなのに、…。 ぜひ、また逢ってください!』

ぼくは、電話から聞こえる、彼女の声が、とてもなつかしく思えた。
逢っているときは、何もわからなかったのに、
離れ離れになったときの、このなんともいえない、孤独感…。
さびしい…。逢いたい! 胸が苦しい!!

1週間、連絡を取らなかったことで、感じたこの思いは、まさしく愛。
ぼくの心が、彼女を求めている。
彼女の心も、ぼくを求めている。

次のデートの約束をして、ぼくは、電話を切った…。


〈つづく〉


[お米屋さん、助けてください! どこにデート行けばいいですか?]