やってしまいました…。 転倒事故。
わたしの利用者さんへの、安全確保の配慮が、足りていませんでした…。

まずは、ことのなりゆきから、お伝えします。

利用者さんを、施設から、ご自宅への送迎中に、事故を起こしてしまいました。

利用者さんのお宅に着き、利用者さんが、車から降りると、
玄関より、奥様とお孫さんが出てきました。

わたしは、奥様にお伝えすることがあったため、奥様を引き止めて、お話をしました。
いつもなら、奥様が、車から、降りた利用者さんを、
玄関までサポートして、お宅に入られるのですが、
きょうは、お孫さん(5歳くらいの男の子)と、手をつなぎ、玄関へと向かいました。

奥様とお話をしていると、利用者さんとお孫さんが、玄関前の階段を登り始めました。
1段上がり、2段上がり、3段目ぐらいだったでしょうか?
利用者さんが、後方へバランスを崩しまして、
小さいお孫さんには、支えきれず、利用者さんは、しりもちを着かれ、
勢いあまって、玄関前に止めてあった自家用車の後部バンパーに、
頭をガツンと強打してしまい、ものすごい音が、あたりに響き渡りました…。

転倒後、利用者さんは、自分では、立つことができず、
わたしと奥様で、やっと起こしました。
起こしてから、階段を登るのも、やっと。
階段をあがり、玄関で、靴を脱ぐのも、やっと。
リビングのソファーまで、連れて行き、座っていただくのも、やっと。

頭を強く打ったので、ぶつけたところが、
真っ赤になっていましたが、出血はなく、一安心!?
地面にお尻を着いたので、腰を痛めたらしく、痛そうでした。

それでも、奥様が、大丈夫というので、
謝罪をして、送迎車に戻り、施設へ急ぎ電話連絡をしました。

わたしは、転倒事故なので、看護に状況を説明しました。
看護より、1度、施設に戻り、看護と状態を確認しに行こうということになり、
送迎が途中だったので、最後まで送り届けると、施設へと、急行しました。

施設に着くと同時に、施設長がわたしを呼びました。
施設長は、事故の報告相手が、違うだろうと説教をしてきました。
「事故を起こしたときは、相談員に報告するのが、1番!
 なぜ?看護に連絡をする必要があるんだ!」
そして、
「送迎は、利用者さんを玄関へ送り届けるまでが仕事なのに、
 なぜ?玄関まで、送り届けなかったんだ!」
腑に落ちないけど、
「利用者さんを家族へ引き渡したあとの事故は、こちらに責任はない!」
と、他にもいろいろ言われ、ションボリしました…。

このあとすぐ、常務にも同様に叱られ、意気消沈…。

でも、家族が玄関先で、送迎の了承をした場合、
その後の転倒に際して、責任を負わないのって、冷たくないですか?

だから、きょうは、施設に到着後、看護と利用者さんの状態確認に行けませんでした。
看護と行くのは、施設長が許可した場合のみとのこと。
もし、看護と状態確認に行ってしまったら、施設の非を認めることになるそうです。

職員のいる前で、利用者さんが転んだのなら、
施設が何らかの対応をしても、良さそうなのに…。

利用者さんのおかげで、成り立っている施設なのに、
利用者さんを大事にしていない感じがするのは、わたしだけでしょうか?

ラーメン屋さんなら、お客さんがラーメンを食べる前に、
誤って、ひっくり返したのなら、無償で出してくれるのではないでしょうか?


でも、結局、わたしが、利用者さんを玄関まで送り届けてから、
奥様とお話をしていれば、事故にはならなかったので、
わたしが、悪いのだと思います。

しかし、わたしが、非を認めると、施設に非があることになるので、
わたしに非はないということになっています。

やさしい心?のわたしには、こんなの耐えられません!!