寝たきりになる前と後の勉強法 | 今をいきよう

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完全介護の寝たきり生活は9年目に突入です。
9割原因不明の四肢麻痺に痙攣や痛みと同居中
必ず元気になると信じて…まだ諦めませんよ(^^)
今の積み重ねの未来が明るいものになるように、私らしくいられるように
今を大切に生きたいな。

昨年度、通信制大学に編入をして1年半が過ぎました。

 

最初の大学を卒業して、就職して、寝たきりになるまでこれといった勉強はしていませんでした。

 

その時その時で必要なことを学んでいた感じで、しっかりとした座学は最初の大学卒業以来。

いえ、自動車教習所以来です。

 

 

元々は書いて喋って覚えるタイプだった私。

綺麗にまとめるのではなく、ただひたすら書いて覚える感じの頭の悪い勉強法をやっていました。

わら半紙に青いペンで色々と書いては捨ててを繰り返していたような。

 

 

そして昨年度に10年以上ぶりのお勉強を再開。

 

何と言うか、大学の勉強を甘く見ていまして。かなり苦戦した最初の1年。

 

訳の分からない単語のシャワーが降ってくるオンデマンド科目。

 

科目修了試験は、時間との戦いでした。

福祉の大学なので色々と合理的配慮をしてくれるのですが、科目修了試験はオンライン上で受けるので配慮は一切なし。

 

手の動きが悪くてマウスの操作ができない時も開始ボタンを押してから1時間で試験を終わらせなければなりません。

 

毎回科目修了試験の時は腹痛に見舞われていました😅(こんなの人生で初めて~)

 

そんな時間との戦いの科目修了試験に挑むための勉強は、ちょっとしたメモと、Excelでのまとめ、声に出して読む。

 

寝たきりで握力も弱いですが、汚くても字は書けるようになっていたので、授業を聞きながら線を引いたりちょこちょこメモを取っていました。

このメモも私なりのメモり方があって、文章を構造化して線を引いたり囲ったりします。

そして、科目修了試験の直前はひたすら小テストや確認テスト(これらをすべて受けていないと科目修了試験は受けられません。小テストに関しては80点以上で合格していないとダメでした。)を繰り返しオンラインで解きます。

 

それと並行して、Excelに各ページに出てきた単語を書きだし、その意味を言えるようにしていきます。

後は該当する国家試験の過去問をアプリで解く感じでした。

 

 

最初は、昔通りに勉強できないし、体を起こせないから本も見にくいし、ノートを取るなんてもってのほかといった状況に焦っていましたが、大学がオンライン上で授業や科目修了試験を実施していたこと。文明の利器のお陰で色々と助かりました。

そして、以前勉強していた時から期間があいているので、やり方を変えてもさほど違和感なくなじむことができました。

大変だったのは錆びついた頭で暗記をすることと集中することでした😅

 

無事に全ての科目を合格して(1科目だけ3/1に合格発表ですが)始まったのが国家試験のお勉強。

 

これはそんなに苦痛ではなかったです。

というのも、大学に入ってからの1年間が錆びついた頭を回転させるのに苦労したのと、たくさんの科目を取ってしまっていたので1日の勉強時間が長くてかなり苦労していたからでした。

 

国家試験の勉強をし始めてからの方が勉強時間も減り、やっている内容も授業でやったことあるものばかりなので、比較的楽しく勉強できました。

 

国家試験の勉強は、過去問アプリ、GoodNotes、YouTubeを使ってより体の負担少なく勉強しています。

いい時代に受験生になったなぁと感謝です。

 

 

あたかも、国家試験の勉強が終わったような書き方をしていますが、本番は19日後。

まだまだ詰めが甘い所はありますし、気を抜かずに頑張ります!

 

 

それにしても一番の危惧は体調問題~💦

体調が悪化して、本番で思うように解けなくてもある程度余裕があるくらいの準備をして臨まなければ。

 

ベッドの横にあるにゃんこの日めくりカレンダーは毎日いいことを言います。

今日は「失敗する余裕がないとつまらない。」

 

確かに!そうなんだけど、今回は失敗したくないのよ~失敗したらその時に方向性を考えるとして、まずは合格に向けて一直線に準備を整えていこうと思います。

 

というわけで、自分のやりやすいやり方はできなくても工夫をすれば学び続けることは出来る。特に今の時代は。

というお話でした。

 

こんなことを言っている私ですが、国試が終わったらしばらく学びはお休みしまーす。