訪問入浴 | 今をいきよう

今をいきよう

完全介護の寝たきり生活は9年目に突入です。
9割原因不明の四肢麻痺に痙攣や痛みと同居中
必ず元気になると信じて…まだ諦めませんよ(^^)
今の積み重ねの未来が明るいものになるように、私らしくいられるように
今を大切に生きたいな。

今更ですが、訪問入浴について書いてみました

私の利用回数は週に3回で、1回あたりの時間が物の移動等全て込みで1時間半前後です。

とてもホスピタリティに溢れていて、家族の負担軽減で着替え以外は全て業者さんが準備をしてくれますし(自分の希望のものがあれば使えます)、シーツ交換やベッド周りの掃除、爪切りやドライヤー、湿布や薬の塗布等丁寧に対応してくださいます。

スタッフさんは3人一組で、オペレーターと言われる男性スタッフ1人、女性ヘルパーさん1人、女性看護師さん1人で来られます。

更衣や入浴は女性スタッフのみで対応してもらっていますが、移動の時(体の下にシートを敷いて左右に棒を通し、タンカのようにして動かします)は男性スタッフも入ります。

更衣の時から入浴の時までしっかりと体にバスタオルをかけてもらえるのでありがたいですが、最初はちょっと男性スタッフが入るのは抵抗がありました。安全上仕方がないのですが。

洗う順番等もマニュアルがあるようで、かなりスムーズに進んでいきます。

私は足をお湯につけると、刺激で痛みや痙攣が出るので浴槽に取り付けた枠にベルトを張って、足を挙上して入浴させてもらいますが、

一般的には、浴槽に移動をしたら担架シートごと昇降式のハンモックのようなものが付いた枠の上に寝ます。

①先ずは洗髪。この時は足だけお湯に浸かっている状態です。目と耳をタオルでふさいでくれて、私は2度洗いしてもらっています。首が安定していないのでクッションや台を使った調整もしてもらえます。

②洗体と洗顔。洗髪が終わると昇降機で全身浴槽に浸かります。浴槽の中で体を洗ってくれます。洗顔はタオルで顔を湿らせ、洗顔後は2回タオルで泡を拭き取る形です。

③ゆっくりと浸かります。この時に爪切りをしてくれることもあります。お湯の温度も調整してもらえます。

④上がり湯。浴槽の中で体を洗っているので、昇降機でお湯から出ると、全身細かく洗い流して、軽くこすってくれます。この時に、浴槽で体にかけていたバスタオルを新しく交換してもらえます。

⑤移動と更衣。担架シートに棒を通して、水切りをしたら再び男性スタッフの登場です。隣のベッドに移動して更衣です。この時も、体にかけるバスタオルを交換してくれます。疼痛箇所に注意しながら、更衣後は薬の塗布や化粧水、飲水介助、ポジショニング等、身の回りを整えてくれます。

⑥バイタルチェック。入浴前と同じように、血圧と体温測定を看護師さんがしてくれて、記録してくれます。

⑦セッティング。入浴前に動かしたテーブル等を元の位置に戻して、終了です。配置順も覚えていて、しっかりと現状復帰してもらえます。

 

以上が入浴手順です(^^♪以下に事業所さんの説明も載せておきますほっこり

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

たたみ1畳分弱のスペースがあれば、お部屋に搬入することができます。
狭い通路や手すりが付いている廊下等も、幅が50cm程度あれば、
通過することができます。

準備物
・お着替え一式のみ
・シャンプーやボディソープ、バスタオルは当社で準備いたします。
(シャンプー、ボディソープはヤシノミ成分配合の肌に優しいサラヤの商品を使用しています)
・医師の指示のもと、必要な処置をいたします。(処置物品等はご準備ください)
・ご希望があれば、入浴中にシーツの交換もいたします。
入浴剤
・入浴剤の提供をしています。
・毎月26日を「お風呂の日」とし、入浴を楽しんで頂けるよう、季節に応じた入浴剤を 提供しています。
12月には、冬至の『ゆず湯』を提供いたします。
・入浴剤が不要な方はお申し出ください。
素手洗体
・基本的には洗体は素手で行っております。
素手で洗うことにより、スキンシップ・マッサージ効果・暖かさ・皮膚を傷つけない
痛みを和らげる等の効果が得られます。(タオルでの洗体をご希望の方はお申し出ください)
感染症
・感染予防のため、入浴終了後に機材・手指の消毒をいたします。
身体状況
・様々なご利用者に対応いたします。
例・・・気管切開、人工呼吸器、胃ろう、IVH、人工肛門、膀胱ろう、褥瘡、円背、脊 椎損傷、ALSなど
作業状況
・たたみ1畳弱のスペースがあれば入浴可能です。