たかが水滴されど水滴 | 今をいきよう

今をいきよう

完全介護の寝たきり生活は9年目に突入です。
9割原因不明の四肢麻痺に痙攣や痛みと同居中
必ず元気になると信じて…まだ諦めませんよ(^^)
今の積み重ねの未来が明るいものになるように、私らしくいられるように
今を大切に生きたいな。

色んな人の力を借りて毎日を過ごさせてもらっている私おねがい

 

ほんの些細な心遣いで快適にもなるし、惨めな気持ちにもなるうーん

 

その些細なことの代表が水滴汗汗

 

濡れたままでいることは、大人になるとなかなか経験する事が無いのでこんなにも不快で惨めな思いをするとは思っていなかったダウン

 

ちょっと幾つか入院中のエピソードを紹介します病院

私の中では全て消化できていることですが、読んでご不快になられるかもしれませんあせる

遠慮なくスルーしてくださいね合格

決して看護師さん批判ではなく、こういう状態の患者の気持ちをそのまま書いていますウインク

ここに出てくる数人の看護師さん達とももちろん仲良く喋っていますウシシ

 

良いところはいっぱいあるのです音譜悪意もないのです音譜ただそこに心が込もっていなかっただけですウインク

 

 

konatu食事konatu

●経口摂取を出来る時は、ミキサー食やとろみ食を食べていたので基本的に形状がゆるい。食介に入ってくれる看護師さん数人は毎回口に入らない量をスプーンに取り口に運んでくれる。もちろん入りきらなかった食べ物は口から流れ出る。そこまでなら良いのだけれど、それを拭き取ることもなく食べ物が口の周りに流れ出たまま食介が続く。

自分が仕事をしていた時も、赤ちゃん(私の子ではないですよ)に離乳食を食べさせる時もそんな食べさせ方をした事はなかったこともあり、最初はただボー然としただけだったけれど、何度もされているうちになんだか虚しくなってきた。

いい歳をして人に食べさせてもらっている上に口の周りをびちゃびちゃにぬらして、機械的に口に運ばれるスプーンにただ口を開け続ける自分

ただでさえ味気のないごはんの味が徐々にしなくなって、食事の時間が苦痛になった。

そして、そんな看護師さん達は大概終わってからもきれいに拭き取ってくれるはずもなく、びちゃびちゃだった口の周りはカピカピになっていく。

何で私は自分の身だしなみすら整えられないのだろうと悲しくなったものだった。

 

●鼻から(NG)チューブを入れ、そこから栄養剤や薬を注入していた頃、声は皆無に等しいくらい出なかった。その時に何度かチューブが詰まってしまってフラッシュできない状態になった。それでも無理やりやっていると、圧に負けてシリンジの水が顔や服に勢いよくかかる。

かかっても拭いてもらえれば何でもないことないのに、そのまま去っていく後ろ姿。おまけに、モニターやチューブなどをことごとく背中の下に置いたまま。冷たいし痛いし、喋れないし、ナースコールをしたとしても、さっきの余裕のない後ろ姿の看護師さんがより余裕がない状態で来るに決まっている(この病院は基本的にその日の担当がコール対応)。そんな状態の人に喋れない私の言葉が伝わるはずがない。ただただ、その状態に耐えな

がら誰かが来てくれるのをひたすら待つ時間、私は一体何をしているのだろうと虚しくなった。

 

konatu入浴・清拭konatu

●怖い思いや痛い思いもいっぱいするけれど、やっぱりスッキリするので待ちに待っている入浴時間。私はいわゆる特殊浴(ハーバード浴)でストレッチャーに寝たまま湯船に入れてもらっていた。けれど、入ってから後悔することもある。驚かれるかもしれないけれどほとんど水滴を拭いてくれない看護師さんが数人いる。その上移乗のために使用済みのびしょ濡れのバスタオルを体の下に敷いてくれる。もう全身生乾き状態。既にお察しの方もいらっしゃると思いますが、こういう場合は十中八九髪の毛もほぼ濡れている状態。万年仰向けの私は、後頭部は蒸れてしまい、入浴日の夜には不快感満載になる。もちろん、自分の気持ちを言えるような間を持ってくれている人には丁重にお願いすることも出来るし、これで大丈夫か確認もしてくれる。得てして全身生乾き状態が出来上がる時は、患者の気持ちを言うスキはないので、看護師さん達の流れに身を任せるしかない。

 

●寝たきり人間が洗顔を出来るのは実は入浴の時しかない。私も寝たきりになって初めて気がついた。人によっては入浴の時も洗顔をしてもらえないけれど、それは置いておいて。たかが水滴話。洗顔後にお湯で泡を流したあとに、水滴を拭き取ってもらえないことがしばしば。別に良いのだけれど、眼が痛くて開けられない。うん、されど水滴話。

 

 

今のところ私が消化出来ている水滴話はこれくらいかなにやり

色々な機能を失っていく過程で自分の中でも色々な葛藤と闘っていると、些細なことで喜びも感じるけれど、些細なことで自分の存在がひどく虚しいものにも感じられてしまうガーン

なってみなければ分からない気持ちもたくさんあるし、こんなことを日々の大変な業務をこなしている看護師さん達に分かってくれと言うのは難しいことだと思う。それにみんないい人たちだし、私はみんなの魅力もいっぱい知っているおねがい

ただ、ほんの一瞬自分だったらどうかなぁと置き換えてもらえたら嬉しいし、その余裕が出来たらきっと…ただ業務に追われるよりはちょっとだけ仕事が楽しくなるんじゃないかなぁと思うキラキラ

色々お世話になっているくせに生意気だけど・・・人生の先輩としての独り言照れ

 

 

現にこれの真逆のエピソードもあって、すごく幸せな気持ちにさせてくれる看護師さんは、

私の担当看護師さんをはじめたくさんいるのです( ✿˘︶˘✿ ).。.:* ♬*゜

 

今はそっちの感謝の気持ちの方が強いかな✿❀(。◕ˇ∀ˇ◕人)❀✿

 

患者も日々成長ですウシシウシシウシシ