出会ってしまった | 今をいきよう

今をいきよう

完全介護の寝たきり生活は9年目に突入です。
9割原因不明の四肢麻痺に痙攣や痛みと同居中
必ず元気になると信じて…まだ諦めませんよ(^^)
今の積み重ねの未来が明るいものになるように、私らしくいられるように
今を大切に生きたいな。

今回入院してきた日に初めて出会った
“あのお方”
色々な意味で衝撃的でした

なかなか自分の中で消化しきれなくて記録も出来ませんでしたね

でもその時の声や身体に感じた振動はとっても鮮明に覚えています
良い意味でも悪い意味でも肌から感じたものは、本当に強く記憶に刻まれます


※最初はアメンバー限定記事にはしないので、読みたくない方はスルーしてくださいね

A病院に運ばれて入院が決まった1日目
その日は痙攣がひどくて、受け入れて下さった先生(主治医の先生は外勤中)からまた息の出来ないタイプの痙攣が来たらナースコールをするよう言われていました。
元々ナースコールが苦手で、出来るならせずに過ごしたいけれど…

来てしまったガーン

首に来る痙攣の前兆で2度ナースコールをしたけれど…
来てくれたのは初の看護師さんとあのお方
「何か痙攣してるけど何、どうしてほしいの」と言い部屋を出て行かれ、
あのお方には「看護師がいるときばっか痙攣すんの?」と言われ…

(そりゃ痙攣の時呼んでるからね)

それ以降、痙攣の前兆でナースコールをする事はなくなりました
担当医の先生に呼んでねと言われても苦笑いでスルーします

夜勤帯までの担当もあのお方
その日は絶飲食の指示が出ていたので服薬のみ
「はい、飲んで」「頑張って」「ほら」…上手く口が動かない私に半分ため息。口に入れた薬も外に出てきてしまう。
それまでの一連の対応を見ていた
我が家の愛すべき天然・母上(このブログでの愛称)の導火線は既に燻っていました

(まぁまぁ落ち着いて)

そしてあまりに無理やり、服薬させようとするあのお方から薬を取って、母上が私に服薬を

(おーい、母上も強引になってるよ。わかるよわかる。あの態度と声掛けは良くない。だけど、そこは母上が冷静に行かないとさ。)

そんな母上を見たあのお方、母上も見下したように

「気になります?(手を出したくなるんだ的な)」
とひと言

(あーあ言っちゃった。導火線に火ぃ着いちゃった。どんなに自分の専門分野でも、目上の人をそんな見下した言い方したり、態度をとったらダメよ。人としてね。)

案の定、あのお方が出て行かれた後、母上はご立腹
私はまだ体調の悪さの方が勝っていたので、腹が立つ事もなく、ただただ知らない所に来た時のような不安が残っている程度でした。
次もあのお方だったら嫌だなぁ…とは思っていましたけどねーキョロキョロ

余談ですが…その日の夜勤帯はヒドい痙攣の連続
それでも、懐かしいベテラン看護師さん達の顔を見てめちゃくちゃ安心しましたほっこり

やっぱり前にいた病棟だったと少しホッとしましたキラキラ

今回の記事では入院1日目のことを書きましたが、衝撃的な事があったのは3日目のことガーンガーン

あっ私、粗大ゴミと同等の扱い受けているな。なんて…貴重な感情なかなか湧いて来ませんよ(笑)

あのお方はとても頭の回転が速いし、同僚との空気もしっかり読める人。頭の良い人です。
だからこそ私は怖かったんです
自分が見下した相手にはそこまでできるのかと。

ただ申し訳ないけれど、上手く喋れなくても、身体が思うように動かなくても、ちゃんと心は持っています。

目に見えないかも知れないけれど…たくさんの人の思いが集まって・支えられて、今の私がいられるのです。辛いことがあっても笑って過ごすことが出来ているのはそんな支えのお陰なのです。

だから私は自分を大事にしたい。みんなの優しさに支えられている身体とこころだから。この身体はそんな思いの結晶だから。


だから、粗大ゴミみたいに扱われたら悲しいのです。みんなの優しさを無にされたようで。

あなたに酷い扱いを受けたところで、今更私は傷付かない(怪我はするけどね)から、何をしてもらってもいいけれど…

もし、何か変わりたいと思ってくれるのであれば、
私みたいな人間にでも、快適な時間・安楽な姿勢・楽しい時間を与えてくれようとしている人達の優しさを感じてみてください。すぐ近くにいますから。

頭の良いあなたが本当に変わろうと思ったなら、きっとこれからあなたの優しさに救われて、支えられる患者さんが出てくるはずです。

そんな日がいつか来ることを願っています。
それまで3日目のエピソードは眠らせておきますね。

なぁんて寝たきりのくせにエラそうな事を言える立場じゃありませんが、私は私で今までもらった優しさを力に変えて頑張りますグー