いざというときのための人間関係貯金
大阪一点突破カウンセリングCBT臨床心理士の舩曳です。
私は公務員時代、被虐待児童を
預かる施設に居たことがありました。
虐待された児童は共通した特徴があります。
表情では凍った目をしており、
行動面ではこれまで攻撃を加えて来た大人を
言葉や暴力で挑発し、
自分が攻撃されていた場面を再現しようとします。
いくら注意しても流しても、
なんとしても自分たちのペースに乗せようとするのです。
仕事1年目、
それも現場で直接子どもにかかわることなんてなかった
自分は非常に戸惑い、
振り回されながら仕事をしていたのを覚えています。
でもそんな子どももある
先輩職員が注意したときにはちゃんと言うことを聞くのです。
「なんでだろう?」
そう考え、先輩に尋ねてみました。
そのとき言われた言葉がとても深く、
今でも行動の指針になっていますので
今回ご紹介したいと思います。
「悪いことをしたときに
注意だけしていてはだめだよ。
大事なのは普段、
どんな関係を築いているかだからね」
そうです。
当時、私がかかわるときには注意するときだけで、
先輩は普段その子と遊ぶところから
しっかりとかかわっていたのです。
大事なのは普段の関係。
当たり前のことだけど意識しないと中々出来ません。
人が動くとは理屈ではなく、
普段の関係を意識する、
現場で一番大事にしていることです。
いざというときのための
人間関係貯金、
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