不景気だからこそ「なんでもやる」より「これができる」
不況の中、ビジネスで生き残るためにはどうしたらいいかを考えてみます。
やる気には内発的なものと外発的なものがあり、外発的なものは、給料や評価が上がりにくい今、多くは期待できません。ですから、内発的モチベーションが必要になります。これが何かというと、自分軸、つまり「価値観」と「ビジョン」です。
現在のような不景気な時は、自分軸をしっかり持つことが重要です。この会社で何がやりたいのかをはっきり持っている方がいい。自分軸を持っている社員を辞めさせることは、なかなか難しいでしょう。もちろん経営者としての観点も同じだと想います。過度のこだわりを持った社員は要らないが、「この分野ならこいつ」というのはなかなかやめさせにくい。
反対に「何でもやります」「仕事がもらえるだけでいいんです」という社員は、景気がよくて、猫の手も借りたいような忙しい時は重宝がられます。でも不景気で仕事がない時は、「だったら、あなたじゃなくてもいい」と思われてしまいます。「この技術だったら自信があります」という人は切りづらいし、色々なところで需要があるでしょう。
不景気な時代だからこそ、自分軸を持っている人が強い。ただ、それだけだと落ち込んでしまうことがあります。テンションを上げて仕事をする必要がある時には、心のスイッチで心の状態を変える、というやり方になるのです。
他人からの評価と自分軸の評価、両方をバランスよく、かつ意図的に活用することが大事だと考えます。
自信を身に付ける方法についてはまたいつか。
おしまい。