スイミーの解釈 | カカオ77%のブログ

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家庭学習用の国語のテキストで、
スイミーの問題を解くみかんちゃん。

小学一年生で習うスイミーなんですが、
あらすじはこのような感じです。
↓↓↓

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海で小さな魚のきょうだい達が
暮らしていたが、
ある日スイミー以外は皆、
マグロに食べられててしまった。

それでも、海のおもしろいものを
いろいろ見て、
だんだん元気を
取り戻したスイミーは、
岩かげに、
自分のきょうだいとそっくりな
小さな魚達を見つけた。

スイミーは大きな魚に食べられずに
岩かげから出る方法を考えた。

そして皆は、
海で一番大きな魚のふりをして
いっしょにかたまって泳ぎ、
ひとりだけ黒いスイミーは
目の役をして、
大きな魚を追い出した。
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さて、テキストの問題には、

『大きな さかなを おいだした
とき、スイミーは なんと
いったと おもいますか。』

とありました。


みかんちゃんの答え
『やったー。追い出した。
きょうだいバイバイ。』


きょうだいバイバイ?


どういう意味か尋ねると、

大きな魚を追い出した後、
昔、食べられてしまった、
自分のきょうだい達に、
心の中でさよならを言った、

という意味だそうです。


ほおお、な、なるほど。。。。


亡くしたきょうだいに
心の中で別れを告げる、
という一文が入ると、

失ったきょうだいは
ずっと心の中にいたのだな、とか、
大きな魚を追い出したことで、
本当の意味で
つらい過去を乗り越えたのかな、
などと思えてきました。

親バカですが、
みかんちゃんのこういうところに、
キラリと光るものを感じます。

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また、本というのは、
やはり読んだひとのものなのだな、
と思いました。

作者の意図は、
ネットで検索すれば出てくるけれど、
自分が感じたことは、
自分の心からしか出てこないし、

読んでこう思った、こう感じた、
と感想を述べ合うことは、
自分はこう思う人なのだと知る、
自分との出会いでもあると思います。