尾崎紅葉作

明治の作品(いわゆる擬古文)なので

古い文体OKの方ならオススメ。


ドロっドロ。ドロっドロです~ショック!

でもキライじゃないからノメり込んでしまいました。


展開が気になりせっせと読んでたら

中途半端な終わり方に「あれ?」


愛用の浜島書店「国語便覧」によるとー

「未完の大作」

紅葉先生、早死にしすぎショック!寛一はどうなるんだぁ


この何でもアリの劇的で強引な展開は

私の中で

「韓流ドラマ」一般

「真珠婦人」に代表される菊池寛の作品

「三銃士」に代表されるデュマの作品

を思わせます。


高校時代、

幸田露伴さんと並び賞されたと教わったので

もっと硬派なイメージだったのですが

意外に難解な漢語を散りばめた大衆文学でした。


再び便覧によると「明治期最大のヒット作」

なるほどひらめき電球