インテリア、部屋を形作るのに決定的な要素を持つ、本当の意味での部屋の住人。
美しくあり、思い入れのある家具たち。
僕は彼らを心から愛し、感謝している。

でも家具にはなりたくない。

起きぬけ、シャワーを浴びる際僕は言った。
「家具やと思って体洗ってくれ!」

もちろん言った相手が悪かったのもあるが
いきなり冷水のシャワーを浴び悶絶するが、
そこは家具。
家具らしく堂々とし、
決して動くことは許されない。

自ら課した枷を解くことは絶対にならない。

それからまるで家具を洗うかのように、いや、
家具なわけだが、頭のてっぺんから耳の穴まで
力強くゴシゴシと洗われた。

すると、まぁ不思議な事に肩をさすると
「キュッ!キュッ!」とほんまに鳴った!

最後は腕を上げられて、扇風機の前で乾燥させられた。

美しく、思い入れのある家具に俺もなれただろうか?