おはようもおやすみも


いってきますもただいまも



何もない暮らし。



こんなに寂しいのに
ちょっとホッとしたような…


気持ちでいる。




悲しいのに
涙も出ない。




彼から夕方電話があった。


躊躇しながらも通話ボタンを押す。




「mikuおはよ。」


寝起きの声。

離れようと思った今ではいつも聞いていた声が懐かしくも聞こえた。



「おはよぅ」


「mikuもうお家ついたの?」


「うん」


「そっかぁ、じゃ良かった。今日もお疲れ様ね」


「うん」


「お疲れ様言ってあげたかっただけだから」


「うん」


「じゃ、また連絡するね」





それで電話を切った。






なんでそこまでしてつなぎとめる?
指名本数も
ナンバーも

成績優秀の彼なんだから
もうあたしなんていらないじゃん。



カケが少し残ってるから?
不安なの?


あたしは逃げたりしないよ。
だってまだ好きだし。



好きだけど
嫌いになることは
これからもないけど



近くにいると
甘い言葉をささやかれると
期待しちゃうから


自然に彼が


ううん…


わたしも



彼から離れていけるように
導いてあげるよ。



朝、目が覚めて一番先にする事は携帯の確認。


AM3:58。


あたしは電話に出た形跡がある。
でも…まったく覚えていない。


昨日はバイトで夕方から日本酒に浸り
ベロベロで帰宅。

あたしは彼と会話したんだろうか?



酒ってのは厄介だ。


あと1人からの電話も受けた形跡がある。
しかもそろそろ着拒しようとしてるホストからだった。


恐る恐る今朝そのホストに電話をしてみた。
でも…

電話が繋がるなり切られた…(笑)との事。



きっとアラームとでも間違えてボタンを連打したんだろう。
すると彼からの電話も…



あーぁ。



あたしは一体

どうしたいんだろう?