身なりがきちんとした

72歳の女性の方がお一人で相談にきた。

 

「占いは初めてですか?」

「いいえ、何度も来ています」

「今日はどんなことが知りたいのですか?」

「・・・別に・・これからのことが知りたい・・」

「夫婦のこと?子供さんこと?仕事のこと?」

「・・・・自分のこれからの人生について・・どうなるなかな~と思って」

「いままで、占いに行って相談して、なんか違うと思ったのですか?」

「・・・しっくりしないんです」と言う。

 

何が悩みなのかは話さないのでとりあえず命式を見たら

「生日中殺」を持っていることが判った。

衰が2つと3・4・5・4・4・3・5の数が出たので

かなり外面がいい人であることが判るが・・

日干支から見ると「不言実行型」と言えるのだ。

神殺を見ると貴人が一人もいないのです。と言うことは

かなりお子ちゃま的な人と思った。

 

「あなたは両親に対して違和感がなかったはずだが

親から見ると理解がしがたい子供に写っていたもしれません」

「ええ、親が嫌いでしたし、両親が既婚したので、早くから家を出ました」

「それは良かった。あなたは天才的な才能を持っているので、

それが生かせることができる状況になったはずだが、どうですか?」

「いいえ、まったく才能なんて有りません、自信がない状態でふらふらしていて結婚をしましたが・・・・・・×2にですが、今は落ち着いています・・」

 

会話をしていくと宿命中殺所持者特有のマイナスな面の「自己肯定感が低い」ことが分かったので、人とは違う才能を持っていることをくどいくらいに話た。

そして「生きる使命」があることを話した。

人には必ず生きる使命があるがわかっている人はそれに向かえばいいが、

わからない人とか自己肯定感が低い人にはそれを説明すると安心するものだ。

 

人は自分は何者か知りたいのです。

人と違うことは生きていいると分かるので普通に生きたいと考える。

しかし、宿命空亡(中殺)を持つ人はそれをすると運が下がるのだ。

 

運が下がればさらに自己肯定感が引くなるもので、普通になることは望むべきではないのだ。

自分は無二の人であること自覚して

自分自身を高めていくことで人々の手本になる人であるからです。